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※公式HPによれば、平成21年11月4日〜男湯の改装を行うそうです。半年間入浴できなくなるのみならず、現存の木造の年季の入った浴槽に入れるチャンスはあと3ヶ月程度のようです。 

那須湯本温泉
  栃木県那須町にある那須湯本温泉は九尾の狐伝説由来の殺生石がある温泉神社があることで知られている場所である。温泉神社の由来は“西暦630年代の舒明天皇の頃、一人の猟師が白い鹿を弓で射たが、傷を負いながらも鹿は逃げ、那須岳の麓で見失った。その時白髪の老人が現れ、「我は温泉の神なり、汝の射た鹿は谷間の温泉で傷をいやしておる。この温泉こそは万病に効く温泉なり、汝この温泉を上手に使い万民を救うべし」といって消えたそうだ。老人に言われるまま行くと鹿がおり、その鹿を射止めた猟師はそこに温泉を開き、神社を建立した。”というものだそうだ。余談だがこの手の話には多分に温泉ファンのロマン混みでないと聞けない部分もあるのだが、那須湯本温泉に限っては伝説から100年ほど経過した奈良時代の聖武天皇の頃の書物にはっきりと那須の湯の記述が残っていることが確認され、その書物は正倉院に今でもあるそうだ。よってこの記述の通り、那須湯本温泉は1300年の歴史を持つ千年温泉である。
  那須湯本温泉の施設は温泉神社付近から流れてくる川沿いに沿って温泉街を形成している。温泉街の一番川上には千年温泉であり、温泉ファンならば多くの方がその名を知っているであろう名湯鹿の湯がある。鹿の湯はそれは見事な木造の湯屋に酸性の白濁泉を注ぐ、温泉好きの方なら一度は入ってみたくなるような施設だ。温泉街には旅館と民宿が密集して並び、湯治宿も少なくない。その宿泊施設に混じって外湯の「川原の湯」と「滝之湯」もある。残念ながら一般外来にて立ち寄り入浴の場合、鹿の湯以外は組合員専用の共同湯となっており利用できないが、組合に加入している宿泊施設に宿泊すれば、鍵を貸してもらえる。
鹿の湯・・・利用時間=8:00〜19:00・利用料金=400円・рO287−76−3098


                               那須湯本温泉の共同湯   
那須湯本温泉の共同湯   那須湯本には鹿の湯以外に2軒の組合員専用浴場があります。当然普通なら一般入浴は不可なのですが、特定の旅館や民宿に宿泊すると話が変わってくるのです。特定の旅館とは組合に加入している旅館などのことです。その宿泊者は自由にジモ泉の鍵を貸してもらえ本来組合員しか入浴できない共同湯に入浴することができるのです。これはかなりの優越感です。当研究所もいってみました。ぜひお試しあれ。(ただし宿泊予約の前に要確認。鍵を貸してもらえないところもあります)
川原の湯  那須湯元で最もシブイ隠し系の共同湯。ファンならば感涙物です。是非一度。
滝乃湯  豪華なログハウス作りの威厳ある共同湯。他の強酸性温泉の共同湯のご多分に漏れずすべて木造。


川原の湯
  一度でも施錠された温泉を訪問したことのある方なら、自分で鍵を持って訪問し、他の入浴できない方の羨望のまなざしを受けながら中に悠然と入っていくという自分の姿に優越感を覚えない方はいないと信じます。
白い湯がたたえられた浴場。すべて木製です。


滝乃湯
大きな大きな滝乃湯です。
 これは痛恨の暗さでした。まだカメラに疎い頃に訪問したのです。

 

鹿の湯
2004年7月再訪しました。
  温泉神社の周囲にPし、川沿いに道を降りてくると鹿の湯に至ります。   いつもゲキ混みという噂の湯で、今までためらっておりましたが、とうとう決心が付きました。
  施設は川をまたいで作られています。   源泉は複数あるようでした。
  川の左岸が入浴棟。   右岸が受け付け棟で、木造の渡り廊下で川の上を行きます。
  川の上流側より。ちなみに普通車の方はPは鹿の湯前に普通にできます。私は・・・・おわかりですね。(笑)   川。湯の成分で川底が真っ白。
  よくわからない源泉ポイント。68度の湯が直に出ており、さわれません。   噂には聞いていましたが、なんという混み様でしょう。
  もうこの段階から、「ちょっと浸かったら次にいこう」という空気になっていました。   お湯は実に巧み2度くらいずつ湯温を変えながら、48度までアップしていきます。
  この辺は48・46・44・42度ですね。噂通り熱くなればなるほどたちの悪い常連さんがいて入浴のハードルを上げていきます。私はなんとか48度に一度だけ肩まで浸かってから撤収しようと自己計画を立てましたが、48度浴槽にたまっている常連さんに「一度無理だったら兄ちゃんには無理だよ。何度も出たり入ったりするとみんなに迷惑だからもうあきらめな」と吐き捨てられ、その場を去りました。   お湯に体を慣らすのは当たり前のことですし、徐々に徐々に熱い湯に入っていくのもこれまた今までの自分の中での当たり前でしたが、何よりリラックスするはずの温泉でマナーの範囲内でマイペースが保てないのはとても居心地が悪いです。湯治場としては本当に良く考えられた施設で雰囲気も良いだけにとても残念に思いました。


那須湯本温泉 旅館山快
2002年11月訪問しました。
  晩秋の頃、奥さんに無理を言って突如訪問。本当に宿泊日のお昼ご飯時に思いつきで「今日泊まれますか?」と電話しました。   旅館の方もさぞ面食らったことと思います。一泊2食ちょうど1万円でやってもらいました。お目当ては組合員専用共同湯だったのですが・・・。
  のぞいてみると内湯もなかなかハイレベルでした。   残念ながら山の気温はもう随分寒くなっており、朝も晩も撮影には不向きでした。この画像のちい風呂などはかなりお値打ち物でした。
  大浴槽は実に美しい乳青色の白濁泉でした。   この旅館の内湯はこの大浴場のスペ−スに打瀬や寝湯、蒸気吸入など湯治のフルセットが詰め込まれていました。




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