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壁湯温泉

  壁湯温泉から宝泉寺温泉・川底温泉、奴留湯に至るラインはいぶし銀の魅力を放つ、派手さはないが中身は本物という温泉の宝庫です。
  壁湯温泉は旅館と共同湯それぞれが一軒ずつのみのミニマムな構成の温泉です。そして恐らく日本でここだけという両方とも泉源の上に直に湯船をもうけた『足下自噴泉』の浴槽を持っています。温泉としてどちらも風情、ロケーション、湯のピュアーさ、何をとっても最上のものを持ち合わせています。


壁湯温泉共同浴場(大分県)
  西日本の足下自噴泉共同湯の2大巨頭の一角、「壁湯」です。(もう一つは奴留湯)。ここは本当に文字通りの自噴泉、湯船底左の石の部分からさわさわと地球のバージンウォーターがしみ出しています。温度は泉源の真上が一番高いです。   こちら常に40度以下しかない湯温の中、地元の方は湯船に浸かったまま、1時間2時間とおしゃべりして過ごし、毎日を送っておられます。1時間もじっくり浸かれば体の芯から暖まり、真冬であっても布団の中までぽかぽかが持続します。
  こちらの共同湯は一軒宿の「福元屋」さんと隣接しており、途中までの道は旅館と供用です。この旅館、料理も素晴らしくおいしく、また旅館自体も共同湯と同じ足下自噴の湯船を持っています。しかし、“壁湯”とはよく言った物です。   湯船の右の細い運河状の場所は洗い場で、ここで地元の方はバス内で石けんを使うなどのアメリカナイズされたかのような行為をしておられました。排水は手前の金網の方に行き、逆流はしません。
  これが湯船の中でダイレクトに体を洗う方式を採用している“洗い場”。この右端の運河は浴槽からのオーバーフローが溜まるように出来ていて、逆流することはなく、ここに浸かりながら体を洗っていいそうです。   やはり自噴泉故、洗い場より湯船が低く湯が汲みにくい、又、温度が温度故、特に冬場は上がって体を洗うのがつらいと言うあたりから出た温泉文化なのでしょうか。

2008年1月再訪しました。
  何一つ変わっていないように見ました。   氷点下の気温の中、湯気がミストサウナのようでした。


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