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錦温泉
  交通渋滞が激しい県道を錦3丁目の信号で折れると突然住宅密集域へと変化し、喧噪もなくなり、いかにも旅人を旅空間へと誘う静かでしかも都会的ではない日常風景が広がります。ごく当たり前の生活風景がわずか100bも経るか経ないかのうちに大分市にわずか7軒だけ生き残った「温泉銭湯」の内の1軒、当研究所が大分市内で最も多くの方に知って欲しい1押しの「錦温泉」があります。
  大分市の温泉の湯は実に個性的なカラー泉が多く、味や香りだけでなく、目でも楽しむことが出来ます。この錦温泉もそうした御多分に漏れず、美しいエメラルドグリーンの湯を湛えています。その色合いは日本風に言えば、「山吹色」または「うぐいす色」とも言うべき物で、他のエリアのこの類の温泉と比較すれば、やや錦温泉の方が「黄色」寄りなのでは?と感じます。味は余り特徴的な物はなく、口に含めば、モールの色濃いヒノキ臭、浴感はつるつるすべすべするものでやはりこの手の温泉と比較すればかなり濃厚な印象を受けます。また、この温泉にはもう一つ特徴があります。それは「井戸水」と称する緑ホースから出る液体が明らかな「冷鉱泉」の温泉水であるということです。この冷鉱泉は2つの用途に使われ、1.源泉がやや熱なので加水に使用される、2.小さな小さな浴室内に贅沢にも2つの湯舟が据えられ、冷鉱泉源泉浴ができる となっています。
  その上、この温泉は、最初に言うべき事ですが、実に別府然としたシブ過ぎる浴舎を歴史に耐えて維持しており、当研究所の温泉文化遺産として何時までも何時までもこのままで居て欲しい、非の打ち所のない浴場となっています。Pあり。時間はファジー。(おとうさんのその日の加減で終了が早まったり、スタートが遅まったりします)


※錦温泉は2007年12月に新築され、全く新しい施設としてスタートを切りました。画像の施設にはもう入浴できません。

                            

  交通量の激しい県道からわずかな距離で静かなこの温泉の前に出ます。
  イメージ的には古市第2温泉にそっくりで一見すると別府のジモのように見えます。
  しかし誰でも入浴可能な普通の銭湯、それも本当によくあるタイプの銭湯です。
  ここは塩化物泉系なのがびっくりしました。
  脱衣所もレトロな雰囲気で最高です。
  そしてこの美しい湯。なんと形容したらよいのか分からない美しさです。   蛇口から出ている緑ホースが冷鉱泉(井戸水)です。鉄管から源泉が注がれています。自家源泉です。
  こちら熱湯。ここは本当に熱かったです。
  だれもこちらに入ろうとしません。
  天井は非常に高くサッシは立て付けが悪くゆがんでいます。
  見晴るかす天井には風情のある湯気抜きが!
  むふふ、何とも言えません。これを極楽といわずして何を極楽といえばいいのでしょうか?   横では常連のおとうさんたちが爆笑しています。どうも懲りまくって写真を撮っているのが相当滑稽だったようです。
  そして冷鉱泉専用浴槽。温度的には20度代だと思います。温泉と全く同じ色、同じ香りがします。   普通この広さの温泉銭湯だとそんなに長湯出来る雰囲気ではありませんが、この水風呂があるおかげでかなり長時間飽きずに”熱湯→冷鉱泉→熱湯→冷鉱泉”とはしごの連鎖が生まれます。
  ステンにも入ってみましたが、やはりポリが良いですね。   ただオーバーフローはこっちが巧く写ります。



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