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明礬温泉

 明礬温泉は別府八湯の一角を占める温泉で、全国的にも群を抜く存在感を有しています。そのお湯は白濁泉や緑褐色の酸性泉などとにかく【むせかえるような硫黄のにおい】が特徴で、硫黄に由来する湯ノ花をとるための独特な湯ノ花小屋が温泉街のあちこち見られ、湯煙が上がっている様等が一層温泉旅情を深めています。また、市営の全く入浴料を必要としない素朴な湯船だけの共同湯から、適度な値段の日帰り湯、別府湾を一望する大パノラマの露天湯や、非常にハイレベルな貸し切り家族湯、果ては大自然まっただ中の自然任せの無料の露天風呂などなど入る人のニーズに合わせた幅広い選択肢を有している温泉でもあります。


明礬温泉の歩き方
  
  明礬温泉は徒歩で湯巡りするタイプの温泉です。車は日帰り湯「えびすや」さんの浴舎前の大きくカーブがふくらんだ路肩にPすることをおおむねお勧めします。ここはかなり駐車しやすい上、他の方の迷惑にならない止め方ができるので便利です。裏返して言うと、特に温泉街にPはなく、あとは湯の里などを利用してちょっと置かせて頂くということになろうかと思います。但し、湯の里の露天に入る場合は国道沿いのP利用だけでなく、直接露天前まで乗り付けてもそこそこ広いPがあります。
  
  明礬温泉は国道を挟んで山側と海側に分かれており、海側の温泉街には市営の鶴寿泉始め、「えびす屋」「おかもと屋」「湯元旅館」「山田屋」などがあり、山側には市営の地蔵泉(休業中)、「湯の里」「若杉」「豊前屋」「大和屋」「みどり屋」「おかもと屋山の湯」などがあります。海側の一番下の入り口から温泉街に入り、鶴寿泉に入浴し、好みの旅館に温泉本の割引券などで入浴し、国道に上がりきったら、岡本屋茶屋で一休みプリンなど食し、最後は好みのパノラマ露天(岡本屋旅館・湯の里・山の湯等お勧め)に入ってという感じがお勧めのコースです。

  


温泉街の風景
   海側の入り口。直進200メートルで鶴寿泉に至る。
   海側の入り口入ってすぐにある阿部商店。湯治で自炊の方達のニーズを一手に引き受けます。
   岡本屋旅館。少々値が張りますが、ここの日帰り入浴は良いそうです。
   あちこちに点在する湯ノ花小屋。
高速道を望む。
明礬を代表する風景。
明礬を代表する光景。
   岡本屋茶屋の「地獄蒸しプリン」。250円。温泉本に紹介されていて、一度は食してみなければと思っていたが、確かにうまい。甘さは控えめで、カスタードはねっとりしたした感触でかなりきめ細かい舌触りでした。この他軽食の讃岐うどん(温玉350円)などもお勧め。全体に女性向き。



共同湯・入浴施設
地蔵泉
(無期限休業中)
 いわずもがなの共同湯。ここに浸からず別府を語る事なかれ。極上の濁り湯が掛け流し。
   7時〜20時。無料。
鶴寿泉  地蔵泉と人気を二分する共同湯。両方無料なので、両方はいりましょう。
   7時〜20時。無料。
えびすや    当研究所一押しの湯。やや料金が高いですが、明礬ならではの展望露天も入浴可能な上、個別に5〜6室もうけられた小さな自家泉のようなジモのような浴室に2種類の自家源泉が掛け流し。当研究所の趣旨を理解されている方ならば、一日いても飽きないかもしれません。極上。
    9時〜20時。600円。
湯の里    食事どころ、おみやげ、湯ノ花小屋見学、入浴と明礬温泉での観光を極める複合施設。しかしなんといっても、ここは、眺望系の大露天風呂が圧巻でしょう。やはり、ここか山ノ湯が露天系の眺望としてはお勧めです。
    10時〜20時。600円。
豊前屋   あえて温泉道に加入していない、静かそうな湯治温泉旅館をねらって見ました。本当はここと大和屋さんにも行ったのですが、お留守でした。2軒とも地蔵泉の真ん前、つまり地蔵泉を囲んでいる旅館ですが、これが大当たりで豊前屋さんはわずか300円で入れて頂いたのが申し訳ないようでした。特にここの湯は「とび湯」源泉からのもので今ではもう入浴できなくなってしまった知る人ぞ知る「明礬とびの湯」と同じ湯を引いており、幻の温泉と同じ湯に浸かれます。
    9時〜20時。300円。但し、宿泊客による。
湯元屋旅館    豊前屋さんと同じく、小さな湯船にしっかりとした湯が掛け流され、隠れ家感が味わえる自家泉のような湯元屋さん。こちら八湯温泉道にも参加しているので、無料券よりもあまりがちな100円券で入れて頂くと200円の温泉となります。
    10時〜22時。300円。
山田屋旅館    マスコミにもたびたび取材されている本当に効く温泉、山田屋。自家源泉の上、ほとんど足下自噴のような湯船には、ゆっくりとしかし確実に緑褐色の酸性がとってもきついお湯が注がれています。この手のレモン味は蔵王温泉にイメージが近いかも知れません。     
    8時〜20時。400円。




鶴寿泉
   地蔵泉もそうですが、やはり木造の均整のとれた湯小屋は美しいです。
   なぜかこちらはあまり湯船の湯量が多くない。聞いたら人が多すぎると供給量より汲み出す量が多くなってこうなるのだそうです。


地蔵泉
   湯小屋を美しくとれるポイントを探したのですが、どうもここはうまくいきません。細い車道を残し、周囲をぐるりと湯治旅館が囲んでいます。
   この様な、様式としては珍しい中で左右に分かれるエントランスです。手前の左側が男湯、奧の右手が女湯の入り口です。
   そして湯船もうまく写せません。
う〜む。ずれるなあ。
湯船から脱衣所です。
   船上の画像と連続で考えてください。
美しい湯です。



豊前屋旅館
  地蔵泉の奧側の真ん前にある湯治宿。得てしてこう言うところは良心的な値段の上に当たりである場合が多いので、あえてチャレンジしてみましたが、大当たりでした。特にとび湯源泉はありがたいです。
   私がおじゃまさせて頂いた日は、本当にすいていて、女将さんには「男湯でも女湯でも好きな方にどうぞ」といわれたので、女湯の方も撮影させて頂きました。左右対称になっています。もちろん入浴したのは男湯の方だけです。
美しい湯船と湯です。
むふふ。
気持ち良かです。



湯の里
  美しい湯がこれでもかとたたえられている巨大な露天風呂と透明な真湯の内風呂の2つからなる入浴施設。   本当は別府湾方面がきれいなのですが、さすがに人が多く、鶴見岳(扇山?)方面しか写せませんでした。


えびすや
   ここに並べた4つの湯船は600円という料金内で内鍵をかけて家族湯として貸しきりで使えるものばかりです。この他に料金内で使用できる湯船は男女別の大浴場(画像なし)と混浴大露天(画像なし)があります。
   このように泉質が違うもの(この画像は炭酸泉)あり、硫黄が苦手な人や濁り湯は嫌だという人にも対応します。
   ここが当研究所お勧めの浴槽です。ちっちゃくて隠れ家感がある自家泉のような貸し切り湯。扉の札を入浴中にして、外部に知らせ、更に中から施錠もできます。
   ここは暗くて巧く写りませんでしたが、白濁の硫黄泉だと思います。
   国道側に日帰りの入り口があります。



プリン大好き
  地獄蒸しプリン6連発。 本当においしいですし、一休みに最適。


湯元屋旅館
  灰色がかった硫黄泉が緩やかに掛け流される湯船は1〜2時間貸し切りでした。

  200円で入れてもらったのが申し訳なく感じました。

  ここはお勧めです。
カランやシャワーの類は全くなく、超一級品の共同湯のような面もちです。


山田屋旅館
  上の画像:鶴寿泉のすぐ上手にある旅館の入り口で料金を払い、場所を教えてもらってここまで歩いてきます。完全独立湯小屋、おそらくは源泉の上にしつらえた浴槽であろうかと思います。


    左の画像:湯船には蓋がしてあり、入浴者はその都度蓋を閉めます。
  この一番手前が湯汲み口であると共に源泉口でもあります。
底に積もった綿雪のような硫黄成分。 美しい色です。


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