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北園温泉
  久大本線沿いには驚きの隠し湯が一杯です。そんな中、この北園温泉は隠し湯でありながら、外来入浴可能となっています。温泉を掘り、湧いた湯をそのまま湯舟へ、という最もシンプルな方程式によるほったらかし温泉。また一つ名所・名湯の誕生です。
  このレポートの温泉は大勢で押し掛ける種類の温泉ではなく、慎み深く利用させて頂く“たぐい”のものです。一応外来可能なので気軽に利用させて頂いてしまうわけですが、地元で毎日必ずこの温泉に入るという方が旅人のせいで順番待ちで入れない等という事態になったりすると、施錠されたり、組合員専用化されたりという可能性も有りますので、詳しい行き方はあえて書きません。
  北園温泉は平成17年の秋頃完成したということです。当初湯はもっと濁り湯で今より更に濃く見えたと言うことですが、現状では透明に近い笹濁りに変わりました。しかし、それによって失われる魅力はなく、つるつるすべすべする浴感と相まって、贅沢なまでの湯の投入量は全ての温泉ファンの心に深く焼き付くことでしょう。
利用時間=10:00〜22:00  利用料金=200円(無人のお賽銭式)


  いかがですか。この風情。この温泉はなんとアパートの方用のPに建っています。ですからそもそも温泉利用者の方用のPはありません。   中が狭い上、人が押し掛けると近隣の方に即迷惑となる立地ですので、訪問される方はとにかくマナ〜に気を使って下さい。
  上:しかし、新興の温泉にしては素晴らしい風情です。この仮設感は出そうと思っても出せる物ではありません。それでいて、きちんとした材料を用い、美しい大工仕事もはいってるのですから。   下:扉を入ったら大人2人用の脱衣所。脱衣所と浴室には隔ての扉はなく、のれんが掛かるのみ、まるで自家泉です。この様な温泉がわずか200円で開放されているのは本当に地元の方に感謝です。
  この湯の投入量。なんという贅沢さでしょうか。湯温は実に巧みにぴったりの適温となっており、側溝方面に縁をオーバーフローして消えていきます。
  湯は52度のナトリウム炭酸水素塩塩化物泉とありました。湯口のそばで浸かっていると湯がチャポチャポはいる場所で香りが建ち、本当に芳しいヒノキの香りがします。うっとりするほど良い香りです。
  口に含むと、まず甘みを感じ、次に塩味、更にヒノキとは別になんとなく甘い香りがします。浴感はつるつるすべすべする感じですが、かなりレベルが高いツルスベ具合です。この温泉は浸かって目を閉じていると青森の温泉に来ているような錯覚を覚える場所です。
  浴室から脱衣所。扉を開けると外まで貫通です。
  窓外には用水路が掘ってあり、水音と川風が一層引き立ちます。   湯は律儀にも浸かるたびにざぶりざぶりとオーバーフローします。
  用水路の様子。窓のすぐ外が用水路です。
  本当に良い湯です。湯がよいのです。前の晩も確か2時間弱位入っていましたが、この朝も1時間くらい居てしまいました。   適温で湯当たりしない「長湯」向けの湯です。コンクリート打ちっ放しの湯底も肌触りが優しいです。



  上:初訪問時の様子。20時30分頃。

   ここはあまりにも気に入ってしまい、実は2回訪問しました。この夜のレポートが実は1回目です。このまま22時まで浸かり、翌朝もう一度来たのが上のレポです。


  下:感度を上げて再撮影。
     FUJI  FinePix F11
  こちらが初入浴時の様子です。地元のおとうさんが温泉好きで壁湯や川底など周囲の名湯を進めてくれ話が弾んだのですが・・・・・。後半で画像を撮る私に「画像は何に使うのか?」と聞いてきました。私はこう聞かれるとたいがい画像の悪用を心配されることが多いので、とっさに「趣味で撮っているだけで自分で眺めるだけです」と答えてしまいました。   ところがこのおとうさん折角撮るならHPを作れと私に必死に勧めてきました。まあ、おかげでこうしてアップは問題ないのかなと思いましたが、この後今更実はもう管理者ですとも言えず、色々アドバイスを聞いて過ごしました。「おとうさんごめんなさい、すでに出してます」


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