温泉文化研究所(HOME) 》  大分県県別リスト  》   田の中の湯


この温泉は廃止されたという噂がしきりです。
行かれる方はそのつもりで訪問してください。2008.04


湯坪温泉 田ノ中の湯

  湯坪温泉沿いにゆっくり車を走らせるととある川にかかる橋の横の畦道に「田の中の湯」と言う看板が見つかります。当研究所当初はこの温泉名は通称かと思っていました。正しく田んぼの畦道を行き、「田の中」にある「湯」というイメージだったからです。しかし、いざ現地に着くとこれが正式名称なのだと言うことがわかります。
  田の中の湯は正しく現代の秘湯です。このような温泉は温泉文化遺産として後世に長く長く伝え残されなければなりません。それほどの風情とロケーションを誇っています。アプローチから途中の景色、湯小屋が視界に入り、身震いするような感動、振り向くとまたちょっとした小高い位置に立っていることに気づき見晴らす世界、扉に手をかけ、内部の様子をやはり視界に捉えた瞬間など、何をとっても素晴らしいの一言に尽きる世界です。ここは当研究所の所員の方には絶対お勧めです。ロストの無きよう。


  上:田ノ中の湯全景。このロケーションに源泉があったこと、浴場の敷地を確保できたこと何一つ欠けてもこの温泉は存在し得ません。 
 
  左:湯坪温泉沿いに走るとこの様な看板の出ている橋があります。
  看板はどちらにも印刷されており、見逃すことは少なそうです。ただ、湯小屋は画像奧に見える一軒家の死角に入っており、実は道路からは見えないのです。
  畦道を途中で振り返ります。全体に全ての区間が上り坂です。
  この辺まで来てやっと浴舎の入り口が見えます。逆に振り返って眺めがいいのもこの辺りまでです。
  巨大なススキ林に阻まれ、扉の前に立って振り返ると視界は遮られます。
  下:この画像は初訪問時のものです。一番上の画像との違いがわかりますでしょうか。看板が出ています。   この温泉は一時、源泉枯渇により休止していました。一番上の画像は再訪した時のもので、この下の初訪問時は2度と入れないものとあきらめていましたが、見事復活していました。
  初訪問時の様子。源泉枯渇の噂は聞いていましたので、予想はしていましたがそれでもショックでした。
  あちこちに温泉が「活きて」いた時の跡がありました。
  脱衣所も機能的で、入浴できるならば相当期待できる温泉と当時は思いました。
  裏側に回ってみました。裏は斜面を利用していて上からのぞき込めるほどの高低差がありました。
  ところがその後、『田ノ中の湯は浴槽の一部が入浴可能になって復活している』との噂がたち始めました。そして丁度一年後戻ってみると、果たせるかなそこには一年前に思い描いたものより数段上の温泉が復活していました。

  
   しかしなんという風情でしょう。こんなポリバスの活用法があったのですね。まさか大きな浴槽の中に置いてしまうとは!!
  う〜ん見れば見るほど素晴らしい。源泉を生かした素晴らしい手法です。
  湯は若干の硫黄臭を放ち静かにしかし確実な音を発しながら注がれていました。
  かなりぬるかったのですが外で掛け湯し、そして(とるものも)とりあえずつかりました。雪が舞っている気候(12月26日)でしたが、じっくり浸かっていると段々ぽかぽかしてきて、今度はオーバーフロー画像に挑戦です。幸い風がなかったので一旦暖まれば水滴を拭くだけで湯が溜まるのを待てました。

  そして・・・・。この下の画像は温泉バカに使用しているものですがピントもばっちり合い、丁度溢れた瞬間を切り取ったお気に入りです。



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