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赤川温泉

  赤川温泉は長湯のエリアに入れましたが、長湯温泉の近くというより、やまなみハイウェイからの道筋の方が訪問しやすく、レゾネイトクラブくじゅうや久住高原コテージのそばという方がわかりやすいかも知れません。
  久住連山を背後に山の中腹に立つ一軒宿の赤川温泉は日帰り入浴も出来る宿泊施設です。ここはその貴重な湯が湧出する源泉故に有名で固定ファンが全国に居ることで知られています。
  その湯は例えようもないほど美しい色の『乳青色』とでも言うべき青白いもので一流の実力を持つ共同湯などと同じく、ここを訪問する方でここにやられない人はいないといっても過言ではないほどの素晴らしい源泉です。


  国道にとてもわかりやすい看板が出ており、そこから上の画像の様に急斜面をどんどん上り詰めていくと左のような宿泊者専用の宿へのアプローチ道となります。日帰りの方はこの看板の手前にトイレ付きの登山者用のPがありますので、そこに止めましょう。(特に当研究所のような大型車はこの先入ると泣きを見ます)
  本当に軽い距離を歩くと平らな舗装面にでて、目にも鮮やかに塗られた『赤川荘』のPに出ます。
  Pにはこの温泉最大の個性である源泉が引かれています。源泉は「冷鉱泉」でこの宿から更に高度を上げた場所に3カ所バラバラに点在しているそうです。一番標高が高いところにある源泉が最大のものでここから1q上だと教わりました。ちなみにこの温泉は非常に二酸化炭素の含有量が多く、源泉の周囲は金網のフェンスによって立ち入ることが出来ないようになっているそうです。
  なぜ立ち入りを制限するかといえば、本当に「死」の危険があるからだそうです。実際現在でも源泉の周囲では酸欠による動物の死骸がよく見つかるそうです。(余談ですが福島の炭酸泉でも鳥が死んでいることによって見つかったものがあると聞きました)
  源泉(冷泉)は飲泉も出来るよう滝になっている以外にも塩ビ管が出ています。
  味はもう言うまでもなくものすごい味です。(硫黄・炭酸・苦い)しかしこの中でも突き抜けているのが、硫黄の香りです。関東以東には草津、蔵王、鳴子など名だたる香りの火山の温泉が結構ありますが、ここ「赤川温泉」は九州で一番硫黄の香りが強い(硫黄は強いと服にも香りが残り、この後洗濯しても何日においがとれないかなども硫黄の香りの強さの目安となります)
  
  硫黄成分で真っ白になった滝壺。
  そして内湯へ。この温泉は大変源泉を大切にしており、内湯・露点共に冷源泉と加熱泉の両方の湯船が用意されています。冬に冷源泉そのままに入ると体がびしっとし、加熱泉と交互に入浴を繰り返すと効能ばっちりです。
  下:同浴のおとうさんと。愉快なおとうさんで私の温泉話を繰り返し繰り返し聞いてくれました。いつか移動研究室を持つのが夢なんだとか。


  露天です。下の画像の上下は訪問日が異なります。上(横画像)は3月の曇りの日。下(縦画像)は12月の快晴の日。そうです。問題は季節ではなく、天候です。この温泉の色を楽しみたい場合、日の光は不可欠となります。はれていると周囲の山々も美しく本当に旅の思い出として深く印象に残ることでしょう。
  色を語るならここ(赤川)は全国でも有数です。まあ、湯の質でも香りでもトップクラスなのですが。しかし何という美しい色でしょう。やはり冷鉱泉ならではの特質なのかも知れません。そういえば火山性の池や水たまり(例えば蔵王や草津白根)もこういうエメラルドグリーンやマリンブルーが多いですね。霧島や蔵王や草津白根の「おがま」に「入りた〜い」と思っていた方、ここではそういう夢も叶います。   赤川荘の露天は上の縦画像で説明しますと、しきりが入っているところまでが『男女別加熱泉』でしきりの向こう側は『混浴非加熱冷源泉』となっています。まず、初めての方は奧の滝に近づきたいのと源泉槽の方が開放感が高いので即しきりを越えようとしますが、皆一歩足を入れた瞬間「あっ!冷泉だったんだ」と思い出すのです。ちなみに奧に行ってうっかり振り返ると女湯が丸見えになります。男性諸兄、『戻る時も後ろ向き』とご記憶下さい。

   私は幸いにも芋洗いでも有名なこの温泉(知人には混んでいる時が多いと聞くのですが)にあって、たまたま2度とも貸し切り状態で浸かれました。おかげでいつも通り三脚使用で好き勝手に撮影し、加熱・非加熱それぞれでチャレンジしました。ちなみに非加熱露天の撮影の場合、三脚はしきりの上にセットします。(手前みそですが上の画像はかなり気に入っています。)


青ちゃん in Blue !   なんと美しい青色なのでしょう。


  上2枚:滝壺からご想像の通り、露天は深い谷底にある感じです。見上げるとほぼ90度の断崖絶壁が!よくぞこんな立地に施設を確保できたものです。   下:男湯から女湯方面。画像中央の木の板壁の裏が女湯です。一応その右にしきりの丸太が架け橋のように設置してありますが目隠しにはほど遠いです。

いかがですか。
九州以外にお住まいの方は初めての九州訪問
でもはずさない方が良い温泉だと思います。



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