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天瀬温泉

  天瀬温泉は大分県の西端に位置し、湯布院温泉から国道210号をのんびり走れば、自然に到着します。ここは露天風呂大好きの方には桃源郷の様なところです。全国的にもかなり特異な事ですが、この天瀬温泉、6つも共同湯を有する温泉文化研究所のストライクゾーンど真ん中の温泉なのですが、なんとその全てが露天風呂の共同湯という特徴を持っています。更に付け加えれば、6軒全てが美しい渓流「玖珠川」に面しており、湯は硫黄の香りがぷんぷんする雪が舞い散るような湯ノ花を有する硫黄泉と良いことずくめの温泉なのです。山間部でありながら、冬でも比較的温暖な気候で露天とはいえ過ごしやすく、また、混浴であり、川の眺望がすごくききながら、巧い具合に目隠しされていて、通行人からは見えないという共同湯が多く、言葉を連ねているだけではこの天瀬の共同湯の魅力は語り尽くせません。



天瀬温泉の歩き方
  天瀬温泉は車の置き所が難しい温泉です。川に沿う道(温泉街)は小型車の通行に便利と言っていいくらい細いもので、路駐は露骨に迷惑です。また、バイパスになっている国道210号も止めにくい上、仮におけるところがあっても、温泉街へは急な坂をそれなりの距離歩かねばならず、あまり現実的ではありません。当研究所が紹介するPも決定打ではありませんので、参考程度に聞いてください。まず、一番湯布院よりの入り口より温泉街方面の川沿いの細道にはいると最初に「鶴舞の湯(赤岩湯)」という共同露天を見かけます。この共同湯の上に架かる青い橋を渡った対岸は公園になっており、Pがあります。ここが駐車には一番良いのですが、この青い橋が大型車にはやや不向きで実際重量的にも?な感じでいつも尻込みしています。(普通車は問題なし)。次に日田側から温泉街に入るとすぐ駅を右に見て、更に駅前左手に清風荘というホテルを見ますが、そのすぐ先の角を橋へ左折すると渡りきった場所の路肩が比較的大型車でも迷惑になりにくいです。更に橋を渡ったらすぐに右折すると、川と同じ高さ付近まで降りる道が付いていますが、この道を2〜300b進むと共同露天「益二郎湯」が見つかります。この周囲は地元の方が路駐を普通にしていますので、恐らく問題ないと思いますが、あまり他に大型車がいないのでやや心細くなります。とにかく、三カ所の内どこかにPし、川沿いを歩くのがここの楽しみ方です。


共同露天及び入浴施設
鶴舞の湯(赤岩湯)   川沿いの一番湯布院よりの共同湯。6つの共同湯の中で、濁り湯はここと益二郎湯だけとなっています。地元の方の話では五色とまではいかないが、同じ色つきでも「青」「白」「グレー」など季節によって湯の色が変わり、特に4月や10月には真っ青の湯になるときもあるそうです。また、源泉は「赤岩自治会」が所有しており、共同湯のすぐ脇の川床から湧いている自家源泉所有だそうで、常にフレッシュな湯が楽しめます。若干営業時間が短いのが玉に瑕でしょうか。
    
15時から22時。100円。お賽銭式。無人。
神田湯   6つの共同湯の中で唯一囲いを全く持たない共同湯。その開放感はもちろん随一で気分爽快、固定ファンも多い共同湯ですが、逆に完全に衆人環視の中入らなければならないので、女性はもちろん男性も落ち着かないのは嫌だという方には向きません。不定期で清掃のため湯が入っていないことあり。逆に温泉成分の為苔ヌルの時もあり、また温度調節がうまくいかず、激熱で入浴不可の時もあり。
   24H。100円。お賽銭式。無人。
薬師湯   神田湯に入浴後上の道に戻らず更に川沿いに駅方向へ歩みを勧めるとやがて進行左手に薬師湯があります。体を洗ったり、洗髪したりを考えるならば、ここが一番良いかも知れません。営業時間が長く、目隠しもあり、混み合いもしません。(益二郎湯も使いやすいのですが、いつも地元の方で混み合っており、旅人はなんとなく過ごしづらい時があります)
   7時から22時半。100円。お賽銭式。無人。
古湯   一旦上に戻り、駅方向へ。大きな橋が架かっていたら下を見るとシャレー水光園の宿舎と大露天風呂「かじかの湯」があります。この「かじかの湯」と壁の間のわずかの隙間にブルーシート(ドカシー)で囲った小さな小屋が目に入ります。これが4番目の共同湯「古湯」です。この古湯は6つの共同湯の中でもユニークな湯が注がれています。元々硫黄の香りが漂う天瀬の湯ですが、ここの湯はパウダースノーが舞い飛ぶような、非常に細かな真っ白の湯ノ花が沈殿しており、かき混ぜてから入れば、幻想的な光景が展開します。とてもきれいです。
   時間不明(表記なし)。100円。お賽銭式。無人。
益二郎湯   固定ファンナンバーワンの益二郎湯。いっつもいっつも地元のおとうさんおかあさんで一杯です。ここのお湯はいつも白濁しているいかにも硫黄泉といった感じのお湯で温度も一定しており、当研究所もお勧めです。
   7時から22時半。100円。お賽銭式。無人。
駅前温泉   本当に駅の真ん前。駅を出て、ロータリーを突っ切り、道も渡ると川に行く下りの坂道があります。突き当たると左、正面にやはりブルーシートで補強してある空間が目に入ります。ここが駅前温泉です。JRの旅人にもこれほど便利且つ爽快な湯は少ないでしょう。なにせ、汽車と汽車の時間の間にわずか100円で身も心もさっぱりできるのですから。やや温めの湯です。
   9時から24時。100円。お賽銭式。無人
シャレー水光園
かじかの湯
  古湯の前にある天瀬を象徴する大露天風呂。数々のメディアに取り上げられ、温泉関連の本にもまず間違いなく紹介されている本物の名湯系の温泉です。浸かれば気分爽快になること請け合いです。
    
8時から22時。500円。混浴。(当研究所は無料券使用)
清風荘
せせらぎの湯
(廃業したとの噂あり)
  一番駅寄りに架かる橋の下に施設を伴わずぽつんと存在する露天風呂。一瞬天瀬の第7の共同湯かとも思ってしまいますが、お向かいの清風荘の所有で300円です。当研究所前々から行きたいと思っていますが、なかなか共同湯から抜け出せず、未だ未湯です。
   12時から16時。300円。混浴。
久壽屋
代官の湯
(2007廃業)
  水光園の正面当たり、旅館久壽屋の河原の湯「代官の湯」があります。ややかじかの湯よりは小さいですが、魅力はほぼ同レベル。もし、水光園が芋洗い状態だったら、ガイドを鵜呑みにせず、清風荘や久壽屋の様な場所に行きましょう。なお、天瀬温泉のパスポート(1000円で三軒入れる企画もの)を使えば、三軒まとめて、割安で入れます。見たら入らないと気が済まないと言う方にはお勧めです。
   12時から16時。500円。混浴。
福屋旅館   熊本と大分を同時に旅した時、中継基地として一度だけ天瀬に素泊まり湯治料金で泊まりました。他の温泉地のように激安とは行きませんでしたが、風呂は上々で普段まず知ることのない川沿いではない旅館の内湯と露天にふれあってしまいました。



温泉街の風景
   温泉街中央の橋より駅方面。左のお城のような瀟洒な建物がシャレー水光園。湯気が上がっているところが大露天かじかの湯。その左いやに目立つブルーシートが古湯。
   対岸より益二郎湯。第3のPポイント。ここが恐らく一番無難です。
   神田湯から鶴舞の湯方向。中央の青い橋を渡ったところに公園とPがあります。
温泉街全景と夕焼け。


2008年1月再訪しました。天瀬温泉にあちこち足湯が誕生していました。
  いずれも旅館が設置しているようですが、利用はご自由にというすたんすのところが多かったです。   なかでも日田屋さんの足湯が一番使いやすそうでした。
  この段の2つ(左右)はどこにあったものか忘れてしまいました。   この足湯は中央のテーブルが便利そうに見ましたが、このタイプは上がるときに足を拭きにくいと思います。
  ここの足湯はちょっと浅いかも?   しかし以前とは変わって温泉街を歩いてもらおうという心遣いが感じられました。“がんばれ天瀬温泉!!”
  秘密の場所。湯が自噴している場所を見つけました。おまけに完全に捨て湯というか野湯というか・・・35度前後?という印象でした。他の所員の方が色めき立ちそう(笑)。   温泉街も変わらず。



鶴舞の湯(赤岩湯)
  比較的湯が青めの頃の鶴舞の湯。ここは観光協会の案内には「鶴舞の湯」となっているが、浴場には「赤岩湯」と書かれており、実際この共同湯は赤岩自治会によって管理されてます。地元ではどちらの名称の方が浸透しているのでしょうか。
早朝の鶴舞の湯。
オープンまで8時間。
 前夜完全に湯が抜かれ、清掃後の状態である。
    上の画像:湯が緑色がかった頃の鶴舞の湯。実に美しい。本当にここはいいです。     下の画像:平成16年年末の頃。今日はややグレーがかった透明でした。源泉は今おとうさんが立っているちょっと手前の当たりに埋まっているそうです。この秋の増水で、目隠しが皆流れてしまったらしい。鶴舞の湯ではあまり見ない光景の展望風呂化しています。


神田湯
    開放感ありすぎのほったらかし温泉、神田湯です。(どうも「かんだ」ではなく「じんでん」と読むらしいのですが、もう一つ決定打がありません)
   上の画像を写している位置にこの案内が立ち、階段が付いています。
   湯船に浸かった状態でもこんな感じで川面も温泉街も見晴らせます。
   湯船の上流側の端に源泉口があり、常に注ぎっぱなしです。ただ、ここは地元の方とご一緒したことがなく、来歴などを伺ったことがないのが残念です。


古湯
   下に「かじかの湯」があるが為にかなり湯船周りに気を遣っているのが伺える古湯です。
   目の前まで来ました。そもそも、扉という概念が天瀬には少なくここと駅前温泉だけです。(益二郎湯は幕を2枚重ねているだけ)
  若干この長めのホースが無粋かなと感じました。しかし湯は素晴らしいです。硫黄泉の「一つの最たるもの」です。細かな湯ノ花が硫黄の香りと相まって、嗚呼。
湯底が白く見えるのが沈殿した湯ノ花です。本当に北国のパウダースノーの様です。


薬師湯
   神田湯から程なくしてここにつきます。
   深夜終了間際こちらカメラが古い頃に撮ったので、美しくないです。
 もっと美しくない来歴。
    薬師湯は取材し直しです。こうまで納得のいかない画像ばかりだとは。うかつでした。


2008年1月再訪しました。ー薬師湯ー
  薬師湯も入浴画像がなかったので益二郎湯へ歩いていく途中よってみました。   何も変わるところが無く安堵。この日は冷え込みが厳しかったのでほうほうの体で湯にダイブ。
  目隠しのわずかな隙間から川面が見えます。   旅館風の岩風呂が薬師湯の特徴です。


益二郎湯
   6つもある中で唯一国道と鉄路の対岸にあるのが益二郎湯です。
   夜の益二郎湯。とにかく人が切れません。貸し切りはおろか、2〜3人という記憶もないです。
   唯一人がいなかったのは・・・。それは前夜に清掃した後、翌朝オープン前に空の湯船を撮った時でした。
   でもこれピンぼけですから〜〜。残念!!
   あわててシャッター切った唯一の湯の画像。ひどいですね。


  
※こちら美しい画像募集中です。自力ではなかなか難しい。


  益二郎湯もやっと入浴画像ゲット・・・・と思いきや、帰ってから愕然としました。なんと“S”で撮影してありました。   大きいものを小さくできても、小さいものを大きく(出来はしますが)は・・・・。


駅前温泉
   学生の時初めて国鉄を利用して「自力」の旅に出始めた頃。凡そ、20年前の画像です。天瀬は私の温泉履歴で2番目の温泉です。(子供時分に親に連れて行ってもらったものを除いて)

  ちなみに初めて入った温泉は青森県の奥薬研かっぱの湯です。
   駅前通を横切ると「この先入っていって良いのかな?」と思える心細い小道が延びています。
   突き当たりまで行くとこの入り口が目に入ります。
 数年前の朝の画像。
 昨年の夕方の画像。


かじかの湯
  この河との一体感。湯船の真ん中で空を見上げれば川音と空以外意識に入らず、雑事が消し飛びます。 正に気分爽快。


せせらぎの湯
ここも特に言葉はいりません。    見たまんまの温泉ファンを惹きつけてやまないロケーションです。


福屋旅館
   飾り気のない質実剛健な湯船に湯が思い切り掛け流し。内湯は共同浴場然としてとても良い雰囲気でした。
  素泊まり利用。
  確か4500円位。
  湯温が低めでした。夏場なら良いと思いましたが、後で思うと内湯がしっかりとした温度だったので、先客がかなり加水した後だったのかも。ぬるかったので、翌朝は入らず結局未確認。



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