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湯田中温泉

  湯田中温泉は湯田中・渋温泉郷において渋温泉と共に中心を為す存在の温泉です。湯田中温泉には長野電鉄の湯田中駅から細い車道を坂沿いに上がっていく道沿いに宿泊施設や共同湯が点在します。大きな旅館としては「よろずや」「湯田中ビューホテル」などがあり、それぞれ共同湯の組合にも加入しているので、宿泊者は旅館の浴室以外にも楽しむことが出来ます。共同湯は大まかに10軒ほどありますが、1軒を除き宿泊者に開放されています。(但し入浴には様々な条件があり相当な熱意を要します)


湯田中温泉の歩き方
 湯田中温泉には大きなPはありません。(但し新しく出来た駅の『楓の湯』には何台か置けます。また、駅から『よろづや』さん方面に少し上がった郵便局の裏手が『鷲の湯』商店街Pとなっていてここにも数台置けます)ここ湯田中での湯巡りはどちらにしても、共同湯に入浴できる宿泊施設に行かないと星川などと同じく見学以外出来なくなりますので、まずはよろずやさんなどで日帰り入浴をお願いしましょう。(これで車を置けます)(ちなみに当研究所の調査によれば入浴可能な旅館は『よろづや』『湯田中ビューホテル』『まるぶん』『鷲の湯旅館』『加命の湯旅館』『翠泉荘』『まるか』などが受け付けてくれるようです)歩くのはよろずやさんの上手から湯田中ビューホテルの間と湯田中駅を結ぶ三角ゾーンです。共同湯や足湯などがあります。


温泉街の風景
   新しく駅に出来た日帰り湯「楓の湯」です。300円。ここ湯田中温泉は新幹線あんど長野電鉄利用でのアクセスもおすすめです。長野電鉄は全国のローカル私鉄の中でも景色も良く、途中下車するポイントが多く、また車両にも風情があり、楽しい旅が出来ます。
   足湯です。同じく駅に新設されました。こちらは無料です。
   別の足湯です。よろずやさんの上手にあります。 
   湯田中では珍しい独立した洗濯湯です。(共同湯には併設の洗濯湯があります)


共同湯と宿泊施設
   湯田中の共同湯は駅からよろずやさんに向かって風情のある物が多いですが、ほとんど入浴は出来ません。中が気になる物が多く、なんとか入浴する方法を見つけたい物です。
 白樺の湯   駅の真ん前の共同湯。組合員専用です。
 滝の湯   坂を上がってくると2番目に来る共同湯。公民館風です。
 わしの湯   3番目。左右非対称で面白い形です。
 綿の湯   湯田中で最も風情のある共同湯の一つ。当研究所一押しです。
湯田中・大湯    よろずやさんに宿泊すると入浴できます。
 千代の湯   駅から湯田中ビューホテルへ上がっていく道沿いにある共同湯。
脚気の湯    千代の湯の次の共同湯。
平和の湯    ビューホテルの上手の共同湯。
楓の湯    駅と合体した温泉。半循環ですが、時間を気にせず常に入浴でき設備も便利なので湯田中訪問の際にはお勧めの一つ。
   
10時〜21時。300円。
弥勒の湯   平和の湯の上手の共同湯。ここら辺から生活温泉区域。周囲に旅館など無くなります。
金倉の湯   湯田中では一番上手の共同湯。完璧な生活温泉で周囲に旅館の類は全くなく、外部の人間がここに入浴するのはほぼ不可能?
みさきや   湯田中大湯横に建つ旅館。よろづやさんの隣、上手側になります。あまりにも見事な外観には古さの中に荘厳さが垣間見え、内部に一歩足を踏み入れれば、この研究所でやられない人は絶対に居ないことでしょう。創業340年を誇る湯田中最古の湯宿で、宿舎は明治3年に、湯船・浴室は昭和30年過ぎに作られたものだそうです。(ちなみに湯田中大湯の分析書の年号より古い!!)又地獄谷温泉などやや離れた場所や共益会の共同源泉使用が多い湯田中で自家源泉を敷地内に持つここでしか味わえない源泉と湯船をもっています。(特に浴舎の屋根の傾斜や木の細工は湯田中の他の共同湯のどこと比較しても比肩しうるもので新しくなってしまった共同湯とでは比較にならないほどのオーラを放っています)湯船は男女別ですが一回の入浴には一グループのみしか受けない家族湯方式で通常は男性浴室を使用。夫婦水入らず・オフミで利用など範囲が広がる旅館です。
    
極上。お勧め。
   時間不定。日帰り入浴は500円。(要予約。
   宿泊は一日一組限定。8000円〜。
 よろずや   湯田中大湯横に建つ旅館。当研究所珍しく宿泊しました。その持ち風呂「桃山風呂」の内湯と露天に憧れていたからです。感想としては、スタッフの対応、料理、風呂、サービス全てが素晴らしく、どなたにも自信を持って勧められます。また、嬉しいおまけとして宿泊者は誰でも目の前にある共同湯『大湯』に入浴させてもらえます。フロントで言えば、わざわざ鍵を開けに誰かが一緒に行ってくれます。
   
日帰り入浴は1000円。
(但し桃山風呂に入浴希望の場合男女どちらの時間に当たっているか要確認のこと)


共同湯(全て施錠されており組合員専用です)
   駅の真ん前。白樺の湯です。
滝の湯
わしの湯
綿の湯。ここは中が気になります。
千代の湯。
脚気の湯。今最も入りたい温泉の一つです。
平和の湯。
みろくの湯。
金倉の湯。


湯田中 大湯
   こちら堂々とご紹介できる「大湯」です。よろずやさんに宿泊して入れていただきました。下の画像は2年くらい前の物です。
  左が適温。右が源泉が注ぐ熱湯です。木の洗い場が肌に心地よくトドに最適な湯です。いい雰囲気です。
脱衣所です。
湯口です。
   この温泉の歴史がわかるものすごい資料です。中に掲示してありました。明治19年。まだ武士がいたかもしれません。
  ちなみにこの松本さんという方は幕末の松本良順という幕府の医師で新撰組や坂本龍馬の話をドラマ化するとたいがい出てくる人です。


現在の大湯
  某ミニオフミにてD氏と。上の古かった木造部分が一新されていました。   大湯の洗い場は床が木になっていて、トドには最高です。


楓の湯
  長野電鉄湯田中駅。
裏が線路と乗り場その隣が日帰り湯。
  入線した電車と共同湯。
  鉄の為に。
  入り口。
  内部は木枠の内湯と岩風呂風の露天と1つずつあります。
  露天。この倍くらいの広さがあります。



旅館  見崎屋
   大湯の隣に気になる建物がありました。湯田中は営業をやめてしまった旅館も少なくなく、旅館名がきちんと入った看板も下がりいかにも旅館然とした建物を改装せず住居としている場合もあって、一軒一軒湯を請わないと実体がわかりません。そんな中以前から気になっていた大湯の隣(よろづやとは反対側)の荘厳な雰囲気の建物に今回湯を請うて見ることにしました。
   (下の画像の石垣が『みさきや』さんのお庭です。)
   果たしてこの建物は活きているのか、ただの住居なのか。右手のガラス戸に手をかけ湯を請いました。するとL字型になった通りに少し出っ張っている宿舎の2階に掃除中の方が・・・。少なくとも少し覗けた部屋の様子から察するに旅館としては営業していそうです。次は日帰りを受けているか。今までにも断られた経験は少なくないので、恐る恐るです。しかし日帰りも無事クリア。受けているそうです。
   改めて内部を拝見させて頂くと随所にただごとならない造りが・・。特に右手に見える2階への階段。当研究所の経験ではこの階段の造りは江戸時代のお城のものです。伺うとなんと建物全体が明治3年のもの。電話番号は後からひかれたものが『33』番と表示してあり、また、電線(特に湯屋の電源)は天井からモノレール方式で吊してありました。
   こちらは湯屋部分です。湯気抜きにも細かな細工と窓ガラスが備わり、歴史と風格を感じます。   左半分が男湯。右半分が女湯です。
  男湯の脱衣所。脱衣棚が何とも言えないセンスのいい物で感心しました。二間続きで手前には休憩と物書き用に椅子、テーブルがありました。
  脱衣棚側から外に向かって。
  上:男湯です。下:女湯です。どちらも家族湯として一グループごとに貸し切りで使用します。しかし女将さんの話では一回に一グループしか受けないので実際には男湯しか使わないというような内容のお話をしていました。
  美しき日本の温泉文化を今に伝える現世の活きた文化遺産。しかも実際に使用できます。
  湯は癖のない物でしたが、なめるとミネラルを豊富に感じる味がしました。ツルスベの触感はすぐに暖まり、なかなか湯冷めしないと言うナトリウム塩化物泉の見本のような入り心地です。湯船はサイフォン式で水位に会わせて縁に付いた穴から排出され、オーバーフローしないことだけが残念といえば残念でした。
  温泉文化研究所 所長さん 遂にデビュー!!!

  二人で貸しきりのため、トドになったり撮影会したり、好き勝手使いました。

  左:屋根の内側。
  同上。
  同上。



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