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阿蘇内牧温泉
  阿蘇内牧温泉(あそうちのまきおんせん)は文字通り阿蘇山の麓にあります。こちらの温泉には安価な入浴料金の浴場がたくさんあり、当研究所のストライクゾーンど真ん中の温泉ばかりです。唯一特徴を述べれば、ここには温泉街と呼べるような場所が見つかりません。これだけの温泉地に雰囲気の良い温泉街(例えば草津や野沢のような)が自然発生しなっかたのが不思議といえば不思議です。
  この温泉の浴場は広大なエリア(エリア内の多くは宿泊施設ではなく民家)のあちこちに点在し、徒歩で巡るのはかなりの根性がいると思います。基本的に徒歩で相互に行き来できるのは新穂湯と雲海薬師温泉等でしょうか。しかし無理に徒歩で行かずともこの2軒ともP完備でその他大阿蘇もPには困りません。また残りの3軒は迷惑にならない範囲で路駐が可能です。特にこだわりがない場合にはここでは車など徒歩以外をお勧めします。


阿蘇憧憬
    美しく伸びゆく『やまなみハイウェイ』。

  県道11号線は湯布院から阿蘇くじゅう国立公園の飯田高原、瀬の本高原などを抜け更に阿蘇の外輪山を越えて役場付近にまで至りますが、その愛称を『やまなみハイウェイ』といいます。
  途中は国内屈指のドライブと温泉のはしごが楽しめ、当研究所、正統的な観光地としては、ポイントや見所の多さ、温泉の多様性、スケールの大きさ、万人が楽しめる一般性など総合的してみると日本一の場所の1つだと考えております。訪問の機会を得られる方は、天気の良い日にぜひとも阿蘇の絶景をお楽しみ下さい。 
  画像:上・・・春の風物詩とも言える有名な“阿蘇の野焼き”直前の3月のとある晴れた日。実際いつ野焼きが行われるかは天候などにより年によって違うのですが、この時はこの翌日に点火されました。阿蘇の野焼きは早春の風物詩というだけでなく、観光ポイントとしても壮大なスケールの物です。   画像:下・・・途中、瀬の本高原付近では目の高さに『阿蘇五岳』が入り、そのまま阿蘇山に突入していくかのような楽しい錯覚を味わうことが出来ます。
  画像:更に下・・・世界最大の阿蘇のカルデラ。その外輪山とカルデラ内の市街地区。


  阿蘇内牧温泉の共同湯にはすべてこのような看板が付いています。この画像は利用時間をアップにしたものですが、実際には左上にマップも付いており、湯巡りに大変利用しやすくなっています。
  
※下記画像は2005年のものです。地元の方の情報によれば、廃止されたものもあるとのことですので、訪問には良く確認を行ってください(2009.7.22)
田町温泉   田町温泉は下記の宇土温泉と共に阿蘇内牧において、双璧をなす共同湯です。当研究所の研究内容を十分ご存じの方ならば、100パーセント『やられる』こと請け合いです。とにかく多くは語りません。下の画像から察してください。
   
宇土(駄原)温泉   うど温泉は忘れ去られた共同湯です。というのもまず、一般的な阿蘇内牧温泉からは外れた場所にあり、加えて現状ではかなり湯温が低くて日常の通年利用にはやや厳しいものがあるからです。しかし、その風情と料金、そしてまるでジモのような隠し湯感は絶対に『やられる』ものと確信します。場所ですが、ここだけは上の看板にありません。国道212号で阿蘇内牧温泉付近にさしかかるとJR阿蘇駅方向に90度左折する案内が出ます。ここを直進し県道149号を進むとやがて駄原の付近で左手にコンビニ然とした酒屋さんがある比較的大きな信号のある交差点にさしかかります。この酒屋さんの裏が宇土温泉です。
   
7時半から21時。50円。
新穂湯   阿蘇内牧温泉の共同湯には看板と共にきちんと説明が書いてあるのが嬉しく、共同湯ファンには勉強になります。こちらの温泉は農業を営んでいた方が苦労して温泉掘削をしたので、農業にちなんで『新穂湯』と名付けたとありました。上記の2つがあまりにも強力なので3番目になっていますが、普通ならこの風情なら一押しとなっているはずです。
雲海薬師温泉   いかにもお湯が濃そうな共同湯。名前も何となく風情があり、やはり普通ならもっと評価が高いのにという所です。
七福温泉   ここに挙げた中ではもっとも熱い、体にびしっと来る湯が七福温泉です。浴槽や内部の清潔なだけでなく、きれいな材質をつかっていますので、こういう雰囲気が一番好きという方も居るはずです。
民宿・大阿蘇   こちら宿泊施設の中庭に立つシブイ湯小屋です。完全な別棟となった独立湯小屋の上、無人のほったらかし温泉となっており、非常にレベルの高い共同湯です。ここに書きました6つの共同湯はいずれも当研究所のスタンダードと照らし合わせても『スーパー共同湯』とも言える物ばかりです。全てはしごしても650円です。全制覇することをお勧めします。



田町温泉
  田町温泉は典型的な裏路地系の温泉で、洗面器小脇に歩いて行くイメージが一番しっくり来る温泉です。左の画像の場所から入っていくと、やがて上の画像のような状態になります。
  温泉の一番奥は道が完全に歩行者用となり、裏側からアプローチした方が楽しいかも知れません。
  この木の引き戸、青スレート、手作り感一杯の看板全てにやられる事でしょう。
  そして中はこれです。もう何とも言えない気持ちに口元がゆるんできます。
  天井がなく、いきなり屋根の裏が見えているおもしろい構造になっています。
  こちらは浴室の天井。
  上の画像は午前中、左の画像は午後一番のものです。光の加減で湯の色が全然違うのがおもしろいです。



宇土(駄原)温泉
  上の説明に出てきた酒屋さんの裏がちょうどこんな感じになります。看板も何もなく、また知らなければ温泉ともわからない建物ですが、ジモ泉でなく開放されています。改めて言うまでもないことですが、マナーアップに努めいつまでも開放して頂けるようゴミの持ち帰りを励行し、勝手な使い方をしないなど地元の方がマイナスに考える行動をとらないようにしたい物です。
  外観はどこから見てもどうみてもジモ泉です。当研究所2001年に初めて訪問した時にはここまで来て改めて酒屋さんに確認にいってしまいした。でも施錠もされていませんし、中には料金箱もあります。
  なんとものんびりした看板。しかもこの料金は申し訳ない気持ちの方が先に立ってしまいます。せめて100円にしたらどうなのでしょう。
  同上。
  脱衣所全景。
  そして美しきこの浴槽。湯は一番奥の塩ビ管から流しっぱなし。音もなくオーバーフローする様に鳥肌が立ちそうです。
  シンプル極まりない洗い場。湯船から湯を汲む。洗い場で浴びる。これで全て足りるのです。
  湯量の減少が悩みのようです。温度も低下気味で、しかも冷えの湯系(湯上がりに汗がぱっとひく)の湯のように感じました。九州の夏にふさわしい湯です。
   美しい。何とも言えません。
   洗い場より脱衣所。
    某ミニオフミにて。鬼退治ではなく、鬼の凱旋です。




新穂湯
  右に見えているお宅がオーナーさん宅で一応番台はありますが、どちらかというと奧のお宅から人が出てきて集金するという感じです。(夕方などの混み合う時間に行くと人がいるのかも知れませんが)
  上の時間表はこの中央の四角い看板をアップで写した物です。
  こちらは脱衣所と浴室が分離しているタイプでした。
  こちら女湯。奥さんに写してもらいました。
  このようなシンプルな浴槽と洗い場が何とも言えない雰囲気を醸すのです。
  気持ちいいです〜〜。一気に湯が溢れました。   これぞ、『ジ・オーバーフロー』。全ての縁から均一に湯が滑り出す様は見ていて、無上の喜びです。
   そして出現する温泉バカ。湯が均一にあふれ出す瞬間は捉えるのが難しい。



雲海薬師温泉
  味のある看板と名前です。
  こちら新穂湯からもすぐの所にある共同湯。番台式です。
  こちらは薬師温泉の看板。
  扉は道路に対して直角、つまり、湯小屋の横に付いています。
  成分表。どうも独自源泉のようでした。
  湯は光の加減により色を変え、美しい姿を見せていました。やや黄みがかってみました。



七福温泉
  七福温泉は比較的交通量の多い道に面していますが、このように坂の下に隠れるように立っています。
  しかし目立つ色です。
  こちらとにかく熱く、肌にびしっと来ました。
  また湯の透明な美しさも際だっていて、ここが一番でした。
  たまに見ますが、ユニークなカランです。この間の中に湯が通っていて、栓を抜くと湯が出る仕組みになっています。
  こちら湯が出ているところ。
   美しいです。本当に阿蘇内牧はどこも個性的でレベルが高いです。



民宿・大阿蘇
  こちら完全に民宿の敷地内です。ここに車で乗り入れること自体、温泉があるとわかっていなければ躊躇することでしょう。左が民宿の母屋です。
  こちらの建物は母屋と完全に独立しており、地域の共同湯として機能していますが、それで、わずか100円です。
  オーバーフロータイプの気持ちの良いクリアーグリーンの湯が満ちていました。
  源泉は流しっぱなしです。
  こちらも独自源泉のようでした。
   適温でゆっくりと浸かれます。



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