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知内温泉 ユートピア和楽園
 知内温泉は松前半島のほぼ中央に位置する知内町の温泉です。この温泉は道内最古の発見と伝わる750年以上の歴史を誇る温泉であります。つまりは温泉大国日本の中でも特に古い、しかも来歴のはっきりした「自噴の天然温泉」ということになります(参照「千年温泉」)。余談ですが、江戸幕府が藩をおいたのは松前藩で、道内に残る内地と同じ形の城下町を持つ城も松前城のみ、そこから導き出される結論それは、やはり道もろくにない徒歩と馬・船などだけが交通の唯一のよりどころだった昔は、同じ青森でも先端を断崖絶壁に囲まれ、今でもアプローチが厳しい「下北半島」の大間崎へ行くより、13湖側を経由して竜飛先へ向かい、そこから最短の向こう岸である、現在の福島町あるいは、知内川を遡ってどこか上陸しやすいポイントを見つけるというのが当時の冒険の1番効率の良い周り方だったのではないかと思います。(これはカヌーを少しでもかじったことのある人間には大変わかりやすい話なのですが)現在の知内駅のある辺りはまだ川幅も太く、当時としてもある程度の大きさの船もさかのぼれたのではないかと推測します。
 知内温泉は実際に旅館の施設がある周囲にかなり広い面積の土地を持っておられますが、未利用状態の所が多く、北海道らしい原始の風景を周囲に残しています。
 浴室は全部で3種類、男女別の源泉がそれぞれ異なる内湯に、混浴の露天が一つ、でこれも別源泉です。湯は熱いものから露天のぬる湯まで色々なバリエーションがありもちろん全て何も手をかけていない湯を掛け流し、最北の千年湯としての実力と迫力を十二分に発揮します。


  国道をそれ、看板に従って来ると広いPを持った知内温泉に至ります。
  こういう早朝から日帰り可なのは嬉しい限りですね。
  この温泉は源泉を5本以上持っており、中には未利用でほかされているものもあるそうです。
  ただどれがどれやら、またどの源泉がどの湯舟に行っているのかはよく分かりませんでした。
  上:第1の湯。まるで胃袋の中のようなひだひだの千枚田が印象的でした。湯はかなり熱く、体にびりびり来ます。   下:第1の湯。こちら女湯です。男女の境は石垣のような造りで、ここもなんとなく異世界か怪獣の胃袋のようなイメージです。
  千枚田フリークの方がネット上にはいらっしゃると思いますが、ここはかなりのレベルなのではないでしょうか?
  当研究所的には湯が濃いのは歓迎しますが、ここのは洗い場が歩きにくい上、ちょっと生理的嫌悪感が・・・・。
  しかしすごい。
  源泉は打瀬のように投入されていますが、激熱です。
  浴室はかなり広く、この辺は湯舟からそれなりに距離があるのですが、なお千枚田。


  上:第2の湯。こちら女湯です。男湯は実にのんびり湯舟にとけ込むようにおじいが入浴中でした。   下:露天。こちら、源泉が水平にまるで渓流が流れ込むかのように注がれています。この流れが湯舟全体を渓流のよどみのように見せ、溢れると言うより流れるようにオーバーフローしていきます。
  上:この露天、上記のように湯の中に流れが出来ていて、落ち着いて入浴するのがやや難しいです。踏ん張っていないと体を持って行かれてしまうのです。   上:その上、あぶんぶんがそれなりにいます。せめてあぶがいなければもうちょっと楽しめたと思うのですが。





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