温泉文化研究所(HOME)  》  群馬県県別温泉リスト  》   伊香保温泉

       

伊香保温泉

  伊香保温泉は非常に歴史が古い温泉です。当研究所のコンテンツ「千年温泉」に詳しく載せましたが、2千年も前に発見されていたとの事、そして我々が伊香保といえば思い出す「石段」もすでに400年以上もの歴史を刻んでいるそうです。そんな古くからの名湯・伊香保の湯とは”体がオレンジに染まる炭酸成分を含んだ鉄泉”とも言うべきものです。成分表には「硫酸塩泉」と書いてありました。
  石段の両側にはお店が連なり、やや値段が高いですが、外湯のはしごも出来ますので、温泉街を楽しむ温泉としてやはり関東が誇る温泉の一つだと思います。

   ※ご注意・・・すでに有名なことですが、伊香保には源泉が複数有り、大きな系統としては「金湯」と「銀湯」にわかれます。一般に伊香保の湯というとこのうちの「金湯」をイメージして語られることが多いと思います。伊香保に宿泊、訪問の際に特に旅館利用の場合、あらかじめ、「金湯」「銀湯」どちらの源泉を利用しているのか確認した方がよいかと思います。(ちなみに銀湯とは「無色透明無味無臭」の湯の事です。別にこれが悪いわけではありません。ただ伊香保では金湯に入りたいと思うだけなのです)


伊香保温泉の歩き方
 伊香保温泉は普通車ならば結構どこにでも入っていけますが、やはり当研究所的には、石段を全て下から上まで歩いて、その上で更にず〜と上手にある「源泉露天」へアプローチするルートをお勧めします。(時間がない方は源泉露天へ車で直にいけます)。石段下には大きなPがありますが、一つ裏技として、「石段の湯」のPがあります。これは「石段の湯」の下手にある「関所」の更に下手に現状保存されている「旧ハワイ王国公私の館」の前にあり、普通車ならば6〜7台P可です。(一応当研究所の移動研究室も停められました。)石段の湯を利用した上で活用させてもらうのはよろしいのではないでしょうか?


温泉街の風景
  山の中腹にある源泉(ここが露天の場所・ただし伊香保の源泉は複数有り)まで延びる車道。傾斜がものすごくきついです。石段はこの左側に並行しています。
  ここに関所があったわけではないようです。江戸時代には「入り鉄砲に出女」と言われ、実に厳しい詮議があった関所の往時が偲ばれます。(入り鉄砲とは江戸にてっぽう(つまり武器)を持ち込むこと、出女とは江戸から女性が出ていくこと、(家康のとった大きな政策の一つに参勤交代がありましたが、これは大名に貯金をさせないように可能な限り派手にやるよう命令が出ていました。同時に江戸に妻子を強制的に住まわせ、いざ謀反となったら人質となったのです)この2つを禁止して見張ったのです。
  実際こんな立派な建物だったのでしょうか?
  石段の一番下。このすぐ右が石段の湯。石段の石は改装され現代のものに変わってしまっていますが、石段の湯の前にもしかしたら、勝頼や武田騎馬軍団の名だたる武将が踏んだかも知れない往時の石が残っています。
  上へと続く石段、先が霞んでいます。
  逆に最上段付近より。
  お読み下さい。石段の中段付近にあります。
  こちらが湯桶です。石段の傾斜に沿って湯が流れ、途中実に巧みに契約を取り交わしてある源泉権保有者へと湯が配分されています。
  湯の流れ。
  どこもかしこも真っ赤です。血の池地獄?
  飲泉所です。湯は鉄分と炭酸をはっきり感じます。ここは源泉露天の真下になりますが、別源泉でした。
  真っ赤な飲泉所。
  ごくごく飲める温度ですが、味は・・・・、皆さんめいめいで確かめてください。


入浴施設
石段の湯   伊香保の2大看板の一つがここです。東京からのアプローチのしやすさや観光地として元々優れていることもあって、どんどん値上がりし、とうとう400円の大台に乗ってしまいました。外湯風情や公衆浴場がお好きという方はこちらへどうぞ。
    
9時〜21時。400円。
源泉露天湯
(H18.7.22)
  伊香保温泉をてっぺんまで登り詰めた場所に戦国の世にも親しまれた源泉(2号源泉)があります。この源泉は上に透明なアクリル板状のキャップをかぶせて一般に公開しており、大変貴重な場所となっています。そしてその2号源泉の真ん前、距離にして10bほどの場所にこの湯を直に注いだ源直湯「伊香保温泉露天風呂」があります。湯舟は「ぬる」と「あつ」にわかれ素晴らしい温度管理と入浴感でその気になれば何時間でも居られます。
    
 9時〜19時。(4月〜9月)
    10時〜18時。(10月〜3月)
    450円。
極上。お勧め
柏屋旅館   石段の最上段にある旅館。石段の左右には有名な「岸権」や「千明仁泉亭」などの大旅館の他にもいくつか当研究所好みの小さな旅館があり、石段の左右にあるということは湯桶の湯を直に引いているのはもちろんのこと、下手をすれば、戦国から続く由緒あるお家柄なのかも知れません。そんなロマンを夢見ながらこの源泉に一番近い「小さな旅館」(大きいところならこの上に更に「かのうや」さんという所がありました)に入浴してみました。結果は言うまでもなく、「ちい風呂に極上湯」という当研究所ストライクゾ〜ンど真ん中の施設でした。ちょっと青森は五所川原の「小曲温泉・秋田谷旅館」を思い出してしまいました。
    時間聞くの忘れました。500円。
    浴室一つのため、グループごとに家族湯。
極上。お勧め


石段の湯
  ここ伊香保での入浴施設の選択は全くのお好みです。
  石段の湯は比較的大きめの浴槽の絵に描いたような「日帰り湯・公衆浴場」です。
  ライオンさん。

  オレンジの湯がまんまんと。


露天
  こちら露天の敷地の一番下手です。歩いていくとここが最初に目に入ります。レンガはトイレです。木の塀が入浴施設。女湯です。
  裏に回ると入り口。
  その正面にこの公開されている噴出口があります(2号源泉)。
  中央のぶっとい塩ビ管からかなりの勢いで湯がでて盛り上がっています。周囲のオレンジは湯ノ花で皮膜状になっています。湯は透明そのもの、空気に触れた瞬間に酸化が始まってオレンジになるそうです。
  うんちく。
  ここにはいりたい。
  再び話を戻します。最近更に値上がりして「450円」になったそうです。こうなると下の旅館で500円で一人気分を味わうのと選択が難しくなります。
  いろんな雑誌でみましたが、初めて実物を見ました。この温泉は歴史の確かさや周囲のロケーションも含めて、うちの旅行あんまり好きでない「所長さん」もまた来たいといった場所であります。
  初夏を決定的にイメージする「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」という句がシンプルに浮かんでくるすがすがしい天気と新緑でした。   上の紅葉は秋にはまた素晴らしいパフォーマンスを見せてくれることでしょう。
  上:温湯です。長湯のかに湯を思い出すような何時間でも入れる体に負担のかからない湯でした。戦国の世には負傷した武士団が同じようにここに浸かったのでしょうか?   下:熱湯です。といっても適温なだけ。浸かったら上がるを繰り返すのに丁度良い感じでした。


柏屋
  なんとなく角間温泉を連想する佇まいの柏屋さんでした。
  石段の最上段にあります。
  玄関入ってすぐ左が浴室でした。
  混合泉という表記の意味がよく分かりませんでしたが、おかあさんは「2号泉」から湯を引いているといってました。
  いかがですか。このちい風呂の感じ。浴室はここ一つしかなく、グループごとに家族湯として使う方式。   つまり今風に言えば、貸し切り家族湯ということです。そう考えれば500円は何ら高くないです。一人で調子に乗って遊びまくりでした。



温文研ホームへ 県別リストへ

       

inserted by FC2 system