温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉組合員専用共同湯(ジモ泉) 》  NO.J30 北新田温泉


注意! この温泉は通常は入浴できません。
  別府温泉では毎年4月初旬に温泉祭りという名前のイベントを実施し、その一環で通常は組合員以外は入浴できない「外来不可」の温泉を無料開放してくださっています。利用する方はマナーを守り、このイベントが末永く続くよう地元の方への感謝の気持ちを忘れずにご訪問ください。





北新田(古市第三)温泉
  北新田(古市第三)温泉は古市集落に3つある組合員専用共同湯の1つです。古市の集落内には3つも温泉がありながら組合員専用共同湯しかないという珍しいエリアです。実はこの温泉は正確な名前がわかっていません。古市の3つの温泉のうち、通常「第一」と呼ばれる古市第一温泉は正式には「古市温泉」、「第二」はそのものずばり「古市第二温泉」と言う名前で、恐らく組合の名称も同じだと思うのですが、北新田温泉のみ浴場施設には「北新田温泉組合」と但し書きは書いてありますが浴場名を示す看板がなく、パンフレットによってはこの温泉を古市第三温泉と呼んでいるからです。別府では温泉の施設名と組合の名称が異なっている場合があり、北新田温泉組合の温泉だから、「北新田温泉」とは決定しきれないのです。
  北新田温泉は別府でも一番端っこに位置し、日地町との際にあります。湯は浜田の源泉からの引き湯ですが、亀川浜田温泉の湯とは何となく見た感じが違うなと思っています。ユニークな刀の切っ先のような形をした大人二〜三人用の湯船はこじんまりとしていてそこに無色透明無味無臭の湯が注ぎ、たっぷりとかけ流されています。


  上と左:初訪問時。2003の年末?でした。確かこの前年の温泉祭りで初開放されたのですが、その時温泉祭りの数日前に大やけどをおい、行けなかったのです。当然祭りの時ではないので提灯がありません。画像をご覧の通り、扉を開け放つとすでに洗い場まで見えています。
  左下:2006の祭り時。
  下:浴室。中は結構省スペース型です。特に洗い場に余裕がありません。
  上:湯船横の洗い場は本当に猫の額ほどです。
  下:2006の入浴画像。2題。この浴場は実に優雅に湯がオーバーフローします。そしてその様子が美しいのです。
  上:そして湯船の手前はというと・・・。これまた余裕があるとはいえません。こういう浴場好きです。


おまけ:2007の出来事
 私はこの温泉に都合3〜4回訪問させていただいてますが、2007年には大変興味深い現象が起きました。画像をご覧になってもらえればわかると思うのですが、湯が濁り湯となっていたのです。最初てっきり源泉を変えたものだとばかり思いました。しかし、実際湯に浸かってみると・・・・、ん??、足の裏にざらざらと当たるものが。この段階ですでに「恐らく源泉の管に土砂が混入してしまったのではないか?」という疑念が浮かびました。基本「大きな改修を要する故障」でなければいいなと思ったのです。
 すぐに真相がわかりました。前夜の荒天の影響で源泉のある地獄地帯全体が土砂に洗われ、混じってしまった様でした。
 面白かったのはこれにより、同一源泉を使用している共同湯がすぐにわかってしまったことです。この日濁り湯が注いでいたのは、「亀川駅前温泉」「入江温泉」「古市第一温泉」「古市第二温泉」「北新田温泉」の5つ。そう皆順番に管を引き、湯を送っていたのです。でも私はこの日の出来事を好意的に捉えています。だって別府で透明度がほとんどない濁り湯に入れるって貴重な経験ですよね。地元の人は”温泉に入って泥だらけになってもしょうがないから入るのはおすすめしない”と言っておられましたが、「私たちは今日を逃すと次は来年以降なんですよ〜〜」(来年は祭り平日だし)。加えて元々野湯系にも入る人にとっては最初から”そういうもの”だと思えばよいのです。
  こちらが濁り湯全開の北新田温泉です。   まるでセメント粉を溶いたコンクリートみたいです。



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