温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》 NO.92 へびん湯


へびん湯
  別府3大秘湯という言葉があります。実際日本三景など日本人は昔から”3”という数字にちなんで物をまとめるのが好きなことは否めないところでしょう。そして、実際に別府にはいわゆる“野湯”と呼ばれる“無料の露天風呂”が3つ存在し、そのすべてが「泉質・ロケーション(秘湯度)・地元密着度」などにおいて「別府ではすばらしい」だけでなく、全国的にも群を抜いてすばらしい存在となっています。それぞれにタイプの違うすばらしい個性を持った“ほったらかし温泉”がここでとりあげる「つるの湯」「鍋山の湯」「へびん湯」なのであります。
  へびん湯は前述の鍋山の湯へのじゃり道の途中でY字路を左に坂を下るようにして分岐していく道の先にある、3大秘湯の中でも「最も秘湯度が高い温泉」です。分岐後、道は最初砂利道ですが、途中から下の画像のようにコンクリの簡易舗装へと変わり続いています。下の画像はちょうどへびん湯がある場所に設けてある駐車スペースの入り口で撮影した物です。画像の左右が駐車スペース(もしくはその入り口)になっていますが、道がとにかく細いので後からくる方が路駐になってしまわないように考えて駐車しましょう。ここからは徒歩をお勧めします。進行方向に対してだと右前方に坂を下るようにして歩くと美しい渓流が見え、その川で上下をきょろきょろすると湯気が見える(もしくは地元のへびん湯愛好家の皆さんが作られた簡易脱衣棚のパーツ?)場所がありますので川を渡ってそこを目指します。湯船は最上段の場所から川の自然な地形を生かして4〜5くらいもうけられています。脱衣棚は最上段の湯船の最も川上側にありますが、女性は湯船が混浴であるだけでなく、脱衣棚はまるでステージのような感覚の高座になっていますので、「衆人環視はちょっと・・・」という方は予め、湯船からは死角になっている茂みで用を足してから行くか、車で着替え、最初から湯浴み着などでロールケーキ状態で行った方が良いかと思います。湯船は場所によって温度が違いますが、やはり源泉が直に注ぐ最上段が最も気持ちよいと思います。しかし、展望で言うと最上段の湯船は視界が悪くちょっと圧迫感もありますので(感じ方には個人差もあると思います)、適宜引っ越しを繰り返すと飽きがこなく、半日くらいあっという間にすぎてしまうかもしれません。


2003年4月訪問の画像の再編集です。
  駐車スペースは限られていますので、ご注意を。   簡易舗装道の進行右手に下る道があり・・・・。
  河原に出たら、確か下流方面に竹のくいが見えるはずです。(暖かい時期だと湯気は見えにくいかも?)   渓流も水が実に美しく、真夏だと湯と水と交互にはいると一日遊べるかもしれません。
  書いてあるとおりです。ここはメンテナンスしてくださっている方あっての温泉です。マナ〜アップに努めましょう。   最上段の湯船と脱衣場です。女性には・・・どうでしょう(笑)。
  湯は上流から引き込まれていますが、どうも沢水も混じっているようです。管は5本出ているのですが、湯は何本なのか確認しませんでした。   脱衣所から下手側を俯瞰。
下:これは一番下手の湯船。4月にはちょっと厳しい温度でした。
  湯船の底は砂地だったり、ごつごつした川底だったり、基本自然のまんまです。   また別の湯船。寝湯用?と言いたくなるくらい浅かったです。
  更に別の湯船。打たせでしょうか?   源泉は脱衣所の上流のどこかからひかれていました。
  下から上へ俯瞰。   2段目の湯船です。ここは湯温もいい加減で、また眺望もきき、一番バランスがとれていたような気がします。

  最上段の湯船。左の方は地元の方で常連さんだそうです。私も2〜3時間いたのですが、この方は私が着いたときにはもういて、帰るときにも見送られました。   実に適温きわまりなく、底の砂地が湯の清潔さや透明度も相まってこれまた気持ちよく、本当にここはレベルの高い温泉です。別府に来たら共同湯に行くか野湯に行くか迷いますねえ。



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