温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》  NO.88 柴石温泉

柴石温泉
  平安時代に「醍醐天皇」「後冷泉天皇」が入浴したという記録が残る柴石温泉は別府八湯の中でも飛び抜けて長い歴史を持ち、かつ21世紀の現代になっても別府で指折りの秘湯感のあるロケーションを持つ温泉です。この温泉には江戸時代以前から「岩風呂」「蒸し湯」「滝湯」という現在の施設にも備わる温泉があって、本当に歴史を感じられる場所です。
  そんな柴石温泉ですが、今どのような天然温泉であっても避けて通れない問題に直面しています。それは源泉の調子が悪いことです。2008年現在、「滝湯」が廃止され、「飲泉」「蒸し湯」が休業中と現在では通常の入浴をまかなうだけの湯しか確保できないようです。市のお話では予算が付き次第順次湯を突き直し、可能な限り新源泉を得たい、とのことでしたが、この長い歴史を持つ柴石温泉は今後どのような運命をたどるのでしょうか?


柴石温泉×
2008年1月再訪しました。
  久しぶりに再訪しました。Pは上段側にもあり、大型車可。   Pの正面に別府の有料施設としては3本指に入れても良い風流な打たせがありました。(打たせ利用のみの場合は無料)
  今は護岸だらけで原型をとどめていませんが、この川が元々の天皇入浴と伝わる柴石温泉のルーツです。この川は暴れ川らしく、今までにも水害がたびたびあったといいます。   マニアにも名が知れていた滝湯。ここは古いサイトなどだと「24時間無料」などと紹介されていると思いますが、とうの昔に廃止されています。
  これは初訪問時の様子。まだ湯が出ていましたが、大変なぬるさでした。私はここを訪問するときと言うのは決まって天気が悪いとき(歩けないので車で乗り付けられて、ゆっくりできる施設を選びがち)なので、この時も結構寒く、「又今度にしよう」とパスしました。今では後悔しきり。   この足下に湯がたまっていてくれたらまだ入る気になったと思うのですが。全身にぬる湯を浴び、更に谷間を川風がびゅ〜〜。画像撮影のために一瞬でもと思っても脱ぐ気になれませんでした。
  今回初めてPの片隅に昔の蒸し湯跡という史跡があることに気づきました。しかし、地味すぎます。おまけに車が止まっていたら、見学しにくいこと。   この柴石は後冷泉天皇などが訪問の折には一名を「赤湯の滝」などとも呼ばれ、”含鉄炭酸系”の湯であったといいます。これは昭和に突きなおした湯、なのですね。
  話を温泉入浴に戻します。建物は斜面に分離して建てられており、この番台がある棟にまず入ります。   新しくなったときに、210円となりました。ここと堀田温泉だけは年末年始に解放されません。(ただし温泉祭りでは無料)
  また、市営の100円温泉と営業時間も異なります。終了が早いのでご用心。ここは家族湯もあります。   一旦番台のある棟から外に出て、浴場棟に向かいます。画像の右肺に写っているのは家族湯棟で、一般入浴棟は左に写っている建物です。
  一般入浴棟の入り口。右が女湯、左が男湯。   脱衣だな。相当な余裕があります。この規模で設備で掛け流し、別府の共同湯としてはちょっと異質ですが、普通210円だったら安すぎると感じるはず。
  今年の湯。   2003年の湯。同じ湯なのでしょうか?

  みぞれ交じりの肌寒くしかも湿気の多いちょっと嫌な日でした。内湯は左が適温のあつ湯。右がぬる湯。   全く散策する気にならず2時間もいてしまいました。




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