温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》  NO.86 鶴寿泉

鶴寿泉
  鶴寿泉は別府八湯・明礬温泉にある別府市営の共同湯です。明礬温泉には本来この鶴寿泉ともう一つ“地蔵泉”という共同湯があり、明礬温泉のエリアでも国道より山側にある地蔵泉を“上の湯”、下手にある鶴寿泉を“下の湯”などとも呼び、数百年の間地元で親しまれてきた浴場だったのですが、地蔵泉は残念ながら平成15年頃より無期限休業中となっています。よって現在では鶴寿泉は、共同湯と同等の値段でかつ公衆浴場代わりに親しまれている旅館の日帰り利用を除けば、明礬温泉で唯一の共同湯と言うことになります。
  鶴寿泉は明礬温泉で最も有名な名旅館のひとつ・岡本屋さんの隣にあります。別府市営の温泉としては2軒しかない無料(厳密には寸志ですが)の共同湯の1つです。その歴史は江戸時代の初期に始まったと言われ、記録によれば「当時のお殿様がこの地を訪問(湯ノ花製造所見学、つまり遊興ではなく視察だったようです)した折に、地元の方がおもてなしのため新たに湯小屋をしつらえた、お殿様はそれをたいそう喜ばれておめでたい名前である「鶴寿泉」と名付けた」というのがこの共同湯のいわれだそうです。現在でも風情のある湯小屋に独自源泉である白い笹濁りの湯を注ぐこの温泉は別府の温泉すべての中でも特筆すべき存在であり、掛け替えのない共同湯です。


鶴寿泉×
2008年1月再訪しました。
  国道の明礬温泉付近には急カーブがあり、そのわずか手前に明礬温泉街の下手側の入り口があります。   左の画像の中央の道を道なりに行くとまず左にえびすやさん、右に岡本屋さんが目に入り、その先Y字路に鶴寿泉があります。
  男女別の扉の中央にお地蔵さんが奉ってあり、そこに寸志のお賽銭箱があります。(料金は不定)   扉を開けるとすぐに脱衣所、その先に湯船も視界に入ります。
  こちら木枠の湯船。地蔵泉も湯船は似た作りでした。   洗い場も美しい切石が多用されています。
  独自源泉が注ぎます。   こちらは基本的に保養のため訪問するかまじめに湯治かという温泉なので、洗い場の使い勝手はあまり必要ありません。

  ここも何度か来ていますが、初めて無人になりました。   まあ、あまりいいできとはいえませんが。




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