温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》  NO.78 祇園温泉


祇園温泉
  祇園温泉は浜脇温泉エリアの朝見3地区にある地元の生活に根ざした共同湯です。当研究所では長年の間、なぜこの温泉が祇園温泉という名称であるか疑問だったのですが、この度研究した結果、この界隈には八坂神社(朝見神社とは別にあるようです)という神社があり、八坂神社とは一般に“祇園宮”とか“祇園さん”などと呼ばれることがある上、昔からその祇園さんにちなんで「祇園さんの砥園杜薬湯伝説」なるものも残されているところから「祇園温泉」の名が生まれたそうです。
  祇園温泉は当研究所が別府でも最も地元コミュニティに根付いていると評価する共同湯の一つです。その評価の根拠は後述の安美温泉も同様ですが、共同湯の浴室部分に子供への呼びかけが掲示してあることが大きな要因です。日本はいまや公共の場所で大人同士あるいは大人が子供にと互いマナーなどを注意することは難しくなりました。大人が子供をしかることができない、いや親が子や孫をしかる事ができない社会となっている気がします。共同湯はそういったマナーをお互いにブラッシュアップするのに適した場所であったはずなのですが、他の公共の場所(例えば電車や駅内?)同様、浴場でもそういった機会は減少し、あべこべに湯船が大きかったりするとどうどうと我が子や孫に「泳げ、遊べ」とプールまがいの教育をする保護者がいる始末です。この浴場には昔から子供用の入浴時間の門限を示す掲示が掲げてあります。古き良き日本の公共の場所=共同湯がここに生きているのです。


祇園温泉×
2007年4月までの画像を再編集しました。
  浜脇温泉方面から朝見側沿いに歩くと緑色の橋が見えます。   これが祇園温泉と朝見3公民館の目印です。
  一階の右下部分が浴室。背後はもう山です。この山の裏が高崎山方向です。   表側に回りました。共同湯の入り口にはベンチや傘立てなどがあり、いかにも生活温泉ぽいです。
  この温泉は昼の中断がないようでしたが、2008年時点では未確認です。   こちら2002年の様子。50円でした。
  番台で料金を支払い脱衣所へ。扉は壁ではなく、空間にドア枠をはめ込んであります。   半地下の浴場。使いやすいです。
  カメラのホワイトバランスでこうも床の材質が違って見えるという例です。   これだから帰宅して画像で湯の色などを判断すると危険なのですね。
  窓の外は川。開放感があり、採光もばっちりで明るいです。   女湯とのしきり。
  源泉は引き湯のようです。   でも激熱。
  脱衣所からみるとこんな感じ。体重計がいい味を出しています。   愛すべき美しい湯船。


  ここはお気に入りの一湯です。いつまでもここままであって欲しいです。   上は春の画像、下は夏の画像です。


2005年以前のレポです。

  別府はレベルが高すぎ、お勧めの共同湯は沢山あるのですが、ここはその中でも当研究所の最高推奨ポイントの1つです。

  祇園温泉は別府の町はずれにあり、ここを目指して来る以外の目的で偶然通りかかると言うことはまずないことでしょう。

  しかし、わざわざ訪問する価値がここにはあると思います。
  周囲の環境も美しい祇園温泉です。そういえばその名=祇園も音の響きなどがこの共同湯の美しさの一因となっていますが、肝心の名前の由来がわかりません。一体何から来ているのでしょう?
  川沿いですが、この川は水も護岸もあまり美しくはありません。ただ、護岸の途中から湯が捨てられていて、その湯の流れが情感を誘います。
  子供のしつけに関して、明記してあるのはコミュニティの中でも重要な位置づけだと思います。実際この共同湯には、高校生や中学生も来ているのを見かけます。

    ほっとします。
  この体重計についのってしまいます。へこむだけなのに。(笑)
  タイルも明るく本当に落ち着きます。
この様な半地下の作りです。
  最新の画像です。やはりデジカメの進歩を感じます。この左と下の湯船は光の質感が全然違います。
  キャノンユーザーとしてスチールのイオスから現在のイクシまでやはり「青」の質感が飛び抜けて良いです。「青空」をきれいにとりたいと思ったらキャノンですね。



温文研ホームへ 別府リストトップへ 県別リストへ
inserted by FC2 system