温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》 No.71望潮温泉









2009年より無期限休業中

望潮温泉
 望潮温泉は風情のあるひなび系の温泉として別府では抜きんでて有名な温泉です。歴史のあるその佇まいは、よく他の温泉(有名なところでは竹瓦温泉市の原温泉、私見では春日温泉寿温泉如意輪温泉など)と比較されますが、それら全ての温泉の中で現存する施設としては最古のもの(但し旅館なども含めれば実は他にもっと古い現存する浴舎があるらしいですし、別府市内には他にも最古を唱う施設も存在します)らしいです。(ちなみに楠町にある寿温泉には浴舎が大正時代の物と表記してあり、それが正しいのかどうか調べてもわかりませんでした)。望潮温泉の始まりは昭和9年(1934年)と言われ、建設当時は公民館を兼ねた2階建ての建造物として誕生しました。そしてその公民館部分である二階から「海が見えた」事からこの温泉は”望潮温泉”と名付けられました。(ちなみにかつて別府にはもう一つ全く同じコンセプトのネーミングである”望洋泉”という共同湯が今の石垣町の南石垣温泉のそばにあったといいます。木造2階建てで二階部分から海が見えたと伝わるのですが、戦時中に廃止されたそうです。どのような浴場であったか見てみたかったものですね)。その後改築され、二階部分が取り払われましたが、浴場部分は基本的にはそのままなのだそうです。
 望潮温泉は訪問するときには別府でも最も迷いやすい温泉の1つなのではないかと思います。昔の土地利用の雰囲気がそのまま残る路地は直線部分が少なく、私有地にあわせて曲がりくねっている様に思えます。一番わかりやすい行き方は「国道10号線の上人ヶ浜町という信号から山側におれ、線路を渡ってから最初の角を左折」というものですが、この「最初の角」というのが車だとあっという間に行き過ぎてしまう細い路地なので、注意が必要です。目印としては反対側が九電工の保養所なので上から来ても下から来てもここを過ぎてしまったら行き過ぎと思ってください。建物は別府の歴史ある浴舎に多い、古い洋館か診療所の様な青ペンキの木造のものです。多くの方が賞賛する別府を代表する共同湯ですので、ぜひ皆さん訪問してみてください。


望潮温泉×
  やっと満足の行く入浴画像がゲットできました。   かなりこの浴場の魅力が引き出せたのではないかと自負しています。
2008年1月再訪しました。
  2年ぶりに再訪してみました。おとうさんも元気そうで、何一つ変わるところがなく、ほっとしました。   こちらは裏側からアプローチしたときの視界です。海側に向かって立っています。
  お正月に来たのはあまり記憶がありません。お飾りが出ているとテンションが変わります。
  下:あまりにもシブイ浴室。独自源泉で、源泉がある故の半地下構造。脱衣所と湯船のバランスもよく、実に画になります。
  なんとおとうさんお一人でがんばっておられるのに三が日も無休!本当に頭が下がります。(2009年は未定ですので確認の上訪問してください)
  下:脱衣棚が扇形にえん曲しているのが何ともいえません。


  冬だというのに比較的穏やかな日で、湯気もなくどれも満足のいくものでした。   おとうさんがんばって温泉を守り続けてください。


以下は2005以前のレポートです。


  『望潮温泉』、なんという風情あるネーミングでしょう。その昔、ここからは上人ヶ浜が一望できたというのが由来だそうです。その頃見てみたかったです。   正面、看板の下のびっくりするほど狭い番台に名物とうさんがいます。
  望潮泉の名物とうさんは新聞やテレビにたびたび取り上げられているある意味での別府の顔ともいうべき存在です。   浴舎の前は雑多な感じで色々物があり、整然となっていないのが一つのお約束です。やはりベンチなどが置いてあると共同湯らしいです。
  望潮泉は見つけにくいです。もともとこの辺は道がまっすぐではないところが多い上、細く、又目印になるものはほとんどないので徒歩でも迷うかもしれません。住所と福田魚屋を探してください。
  別府でも市の原、如意輪と並ぶ鄙び温泉の巨頭です。この青ペンキが何ともいえません。
  懲りずに眺めてください。(しつこいですか?)
  湯船です。オーソドックスな形は、こちらの期待を裏切りません。(こう言うのが良いのです)
  脱衣棚の湾曲には少々びっくりしました。
美しい。
  こういう位置関係です。
  たまたま通りがかった時が昼の中断時間だった時がありました。湯気が無く純粋にシャープな画像を写せました。   中を見学させてもらいましたが、こういう入浴シーンではない非日常的な面を捉えるのも当研究所の真骨頂です。


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