温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》  NO.63 谷の湯

谷の湯
  谷の湯は鉄輪温泉の温泉街の内、”北中(きたじゅう)”という集落にある(位置的にはひょうたん温泉の西約150bほどのポイント)超裏路地系の共同湯です。(ちなみに北中という集落名はかなり広範囲にまたがっており、国道500号をまたいで南北に広がっています。北中というと温泉祭りで開放される「北中ふれあい温泉」のイメージが浮かびますが、鉄輪温泉の温泉街の一角も北中なのです)。
  かつては鉄輪温泉にある外来可能の共同湯としては、「すじ湯温泉」と並ぶ2大秘湯ポイントでしたが、すじ湯温泉は皆さんご存じの通り、前にあった大きな建物が今は更地に戻されており、逆に独立湯小屋が目立つ裏路地系とは正反対の正統派の共同湯に変わってしまいましたので、谷の湯は今鉄輪で最も秘湯感漂う温泉といっても良いでしょう。
  谷の湯はつい1〜2年前まで入浴料は70円の温泉でした。歴史を感じさせる浴舎は別府の中でも指折りに深い掘り下げ式の浴室と湯船をもっており、半地下などという表現では間に合わないほど階段を下り、更に脱衣所からも何段か降りて体を湯に沈めることになります。全体にシブさを漂わせる施設なだけに”風情のある”温泉がお好きな方には万人にお勧め出きる場所です。


  上:2007年の谷の湯。左:2002年の谷の湯。全くと言っていいほど違いが見つけられません。このような変化のなさは旅人には嬉しいものです。

  浴舎は看板がついている右側の建物で、左のサッシのところに料金をおく場所があります。人がいる場合もあります。
  この共同湯のすぐ横には鉄輪温泉のちょっとマル秘スポットである、湯気の噴出地帯があります。もうもうたる蒸気のパワーには一見の価値があると思います。
  左:こちらはそのポイントを更に下手から見た画像です。

  下:こちらはちょっと脇道にそれますが、当研究所が鉄輪で最もパワーがあると感じている噴出口です。海地獄公園のPの真下にあり、研究室で朝起きると必ずこの轟音が耳に入り、外に出れば、目にすることになります。


  上:こちら浴舎に入る階段。右のアスファルトと比していかに掘り下げているかがわかります。

  左:2002年当時の入り口。まだ古い料金表示となっています。ちなみに向かって右側が女湯です。

  下:そして扉を開けるといきなり脱衣所。


  内部には仏さま(仁王様?)がいかめしい顔つきで湯を守ります。ちなみにこの下は上の画像の様に白濁した冷たい液体がたまっているのですが、これは何なのでしょう?排水なのでしょうか?


  地底人気分満点の浴室。このじめじめ感は東北の一流の湯治場のような雰囲気です。   いつまでもこのような状態で末永く営業を続けていただきたいものです。


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