温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》 No.55餅ヶ浜温泉


餅ヶ浜温泉
  餅ヶ浜温泉は「若草町」にある共同湯です。前述の第一富士見温泉同様、“餅ヶ浜”温泉なのに“餅ヶ浜町”ではなく、“若草町”にある温泉なのです。この辺りには目と鼻の先に若草町の区営温泉である若草温泉があり、古くから利用されていました。餅ヶ浜温泉(というか餅ヶ浜町自体が)は逆に歴史が浅く、昭和30年代の後半に成立したそうです。つまり餅ヶ浜町の方も皆昔は若草温泉を利用しており、その後人口増などによる利用者のバランスの関係で餅ヶ浜温泉建設の要ができた。ここまではいいのですが・・・・・この先は、1.場所がないから若草町で間借りした、2.もしくは餅ヶ浜温泉ができてから餅ヶ浜町が若草町から分離し、そのときになぜか餅ヶ浜温泉は餅ヶ浜町の住所にならなかった・・・などなどの理由を当研究所では想像してみましたが、真相はどうなのでしょう?
  餅ヶ浜温泉は独自源泉共同湯で、その湯は若干の色付きがあるように見えます。かつては自噴する源泉だったそうですが、昭和40年代に若草温泉と餅ヶ浜温泉の間で更に湯を突いてしまったらば(昔はそんな無茶なことができたのですね、今の餅ヶ浜温泉と若草温泉の距離を考えたら完全に法律違反のはずです)餅ヶ浜温泉は自噴をやめてしまったそうです。それ(動力によるくみ上げ)でも若草温泉・餅ヶ浜温泉ともに独自源泉共同湯なので、湯の豊富さはいかにも別府らしいところです。当研究所が餅ヶ浜温泉に初めて訪問したときにはこの温泉は確か50円〜80円の入浴料でした。元々外観からもわかるとおり公民館自体が横に長く細長い形をしており、内部はそれをそのまま反映して細長い浴室の中に細長い湯船があります。


餅ヶ浜温泉×
  2002年の餅ヶ浜公民館。空がきれいでした。
  この頃はしっかり画像を撮影する習慣もあまりありませんでした。


※2004再訪しました
  平成16年師走、地元の方も比較的のんびりしている時期に再訪しました。
  たまたま地元の古老と一緒になり、若草町および餅ヶ浜町周辺の大小様々な情報を頂き、更に餅ヶ浜温泉そのものについても教えを請いました。

  この画像はこの温泉の源泉です。なんと専用の自家源泉を持つ共同湯でした。以前はこの源泉から半径100b以内に3軒の湯小屋(つまり源泉も)があったとのことですが、互いの湯量に影響すると言うことでここに統合されたと伺いました。が、残念ながらここも源泉が複数あった時代に自噴しなくなり、今では動力揚湯となっています。
  入り口。一階の側面にあります。
  左:別府ルール。組合員とは月極入浴者のことであり、それ以外の方は「無銭入浴しない」旨書かれています。

  下:餅ヶ浜源泉は薄いですが、エメラルドグリーンの湯に見えました。
のんびり入るのに丁度良い適温の湯船でした。 この右に見えている管が源泉です。
  少しだけ色づいている様に見えるのがわかりますでしょうか?ここの湯は?

色々教えて頂いた古老の方と一緒に。 湯が表面張力で上方にふくらんでいます。



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