温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》  NO.32 幸温泉


幸温泉
  幸温泉は幸町の公民館温泉です。この共同湯は深く地元に溶け込んでおり、老若男女問わず、営業時間内は入浴客がとぎれることなく訪問するという別府でも指折りの生活温泉なのですが、なんとその開始時期は昭和60年頃とまだ20年強の歴史しかないそうです。つまり見た目のきれいさ(新しさ)は実際に感じたとおりのものだった訳です。全体に別府らしい小規模な造りのこの共同湯は非常に美しい湯船を有しており、湯がオーバーフローする様は温泉ファンならばうっとりすること間違いなしという浴場です。
  ところで幸温泉は当研究所ずっと独自源泉だと思いこんでいましたが(2004年のレポにはそのような記述がしてあるのです)、今回入浴画像ゲットのため、年末年始に執拗に訪問を繰り返す中で、鶴見の方からの引き湯であるということに気づきました。どうも前回の訪問時に番台のおかあさんの話を私が勘違いして解釈していたようです。
  また今回たまたま地元の方にざぼんのお話を伺いました。ざぼんとは柑橘系の巨大な果物で食用にも用いますが、関東の皆さんの感覚だと「ゆず湯」のような使い方を九州(特に別府)ではしているようです。(ちなみにざぼんと文旦って同じ果物の別名だということご存じでしたか?)それで浴用に使用するという点では一致しているゆずとざぼんですが、その使用する時期がゆず湯の場合冬至の日ですが、別府の場合お正月三が日(市営温泉以外では年末からという所もちらほら)に目立ちます。ここのところで、「1.なぜざぼん?2.なぜ正月?」という疑問をぶつけてみましたが、どうも明確な答えを得られませんでした。どなたかご存じの方いらっしゃいますでしょうか?


幸温泉×
2008年1月再訪しました。
  こちら2007年年末に訪問の様子です。以前は駐車場はなかったと思うのですが、なんと移動研究室さえ停められました。   2002年の様子です。比較して気づきましたが、番台さんの待機所が改装されていました。
  バス停付近より。幸温泉は前が畑になっており、かなり遠くから見通せますので見つけやすい温泉です。ちなみに正面の通りはこのまま背後に抜けていて、ここから徒歩1〜2分で天満温泉に着きます。   番台さんの前にある洗濯湯兼生活湯です。昼の清掃時間には湯船に湯が行かないのでものすごい量が排水されます。
  2008年のお正月の予定です。毎年変わりますので訪問前には要チェック。   番台さんです。料金はここで。皆とても気がよい方たちで、いつも明るいです。
  鶴見園地とはどこなのでしょう?   番台から先。手前が男湯。
  扉を開けると下駄箱があり、背後がすぐに脱衣棚なので、女性から見えない様に目隠しのカーテンがあります。   脱衣所は、別府では少数派の分離式でした。
  お正月のザボン風呂。   こちら2003年春の様子。縁の黒石が美しく光ります。
  公民館前から山側の展望。   こちら2002年の料金表。この時、市営温泉や天満温泉は60円でした。※(2008年現在100円です)

  ここは苦労しました。本当に人気の浴場です。中には温泉付きアパートにお住まいのおとうさんもいらしてたりして、伺ったら「ここは気持ちいいからたまに来る」とのことでした。   後ろにいるパパさんが快く画像撮影の許可をしてくださいました。なかなか美しい画になったと思います。(2008年1月1日)



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