温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》 No.27 野口温泉



野口温泉
  野口温泉はJR別府駅周辺の野口元町にある共同湯です。この温泉の歴史は大変古く、すでに大正時代には温泉施設の存在が確認されていたようです。それというのも実は野口温泉の前の道は妙に整然と一直線に山方向に伸びていますが、その名を「小倉街道」といい、江戸時代すでに開けていた古い道らしいです。(ちなみにすぐ横を通る4車線のバス通り“富士見通り”は昭和に入ってから人口増とそれに伴う付近の宅地化に伴って新しく造成された道です)。なのでもしかしたら野口温泉には江戸の町に生きていた人も浸かったのかもしれません。
  野口温泉に掲示してある源泉名を見ると「白湯温泉」と書いてあります。そのためこの共同湯は別名「野口白湯温泉」とも呼ばれます。この白湯温泉という言葉は別府にはかなり氾濫していて人気の名前だったようです。現状でも中島町にはわずか100bと離れていない距離に2つの“白湯温泉”という共同湯がありますし、かつて(5〜10年前)観海寺温泉の復興泉の上手にも一軒外来可能泉がありました。そしてジモ泉でもそういう名前のものを知っていますので、当研究所は5軒の白湯温泉を知っていますし、もっとあるかもしれません。
  野口温泉は別府ではどちらかというと珍しい番台さんが常駐している共同湯です。(都合でいらっしゃらないときもあります。そこらへんのファジーさも別府の方たちがのんびりしていて“あたたかい”ということの表れなのですが)入り口でお金を払い、通過すると右が男湯です。浴室は脱衣所分離式、洗い場には比較的大きな大人7〜8人といった大きさの湯船が鎮座します。


野口温泉×
2008年1月再訪しました。
  小倉街道に面する野口温泉。このまま道沿いに200bほど進むと野口中央温泉があります。   入り口の左側にお地蔵様が祀られ、その横には汲み湯場があります。近所の方が掃除など本当に日用使いに訪れます。
扉を入ると右に番台。 ここにはたいがい人がいます。
  脱衣所より下足場。靴箱が宙に浮いている珍しい浴場です。 下足場より脱衣所。左のサッシは浴室。
脱衣所正面には畳敷きのベンチがあります。 浴室。
湯船。 洗い場。
浴室から脱衣所。   湯気がこもらないようにするためか、上で男女つながっています。


夜間のため若干ノイズが出てしまいました。 静かな落ち着く浴場です。




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