温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》 No.24 第一富士見温泉


第一富士見温泉
  第一富士見温泉は『野口元町』にある共同湯です。ここは当研究所が初訪問した時には本当に探しあぐねた温泉でした。結果として別府の共同湯をいろいろ見ていくとそんなに少ない事例でもなかったので、今ならば「まあそういうこともあるか」と思えますが、その“いろいろ見た”中でここが一番手だったので予備知識が無く苦労しました。それは「温泉名と町名の不一致」です。当研究所は基本、地図をあまり見ずに歩きます。そして「富士見温泉」に行きたいならば「富士見町」を探すわけです。早々に「富士見第二温泉」は発見し、残るは第一と思ってからくまなく歩き回りましたが、ありませんでした。そして一息つこうと思い、富士見通りに出てお店を探そうとした時きょろきょろした瞬間、通りの正面、車がびゅんびゅんすれ違う先に第一温泉がありました。そう、第一富士見温泉は「富士見温泉」なのに『野口元町』にあるのです。別府では明治時代以降細かな市町村合併が多く起こりました。そのとき自治体名は変わっても、温泉名はそのまま使用するなんていうことがままあるみたいです。ほかにはたとえば「平田温泉」は「平田町」ではなく「照波園町」にありますし、レアなところでは「青山温泉」は「青山町」にはなく、「上田の湯町」にあります。
 第一富士見温泉は昭和の初め頃スタートしたそうです。当時は富士見村唯一の温泉として長く活躍し、後に人数的な需要から第二温泉ができたそうです。現在の施設は昭和30年代のものらしいのですが、その湯船の美しさはまるで宝石か美術工芸品の様でありまして、湯が入ったままの状態では大げさな表現ではなく、“ダイアモンドの輝き”とでも評したくなる美しさなのです。脱衣所は一体式で床には吸水性の良い板張りが採用され、洗い場は半地下、全体にこぢんまりとした雰囲気といい、何もかもがお気に入りです。


第一富士見温泉×
2008年1月再訪しました。
  これが富士見通りから見た第一温泉です。   L字型に浴舎と番台さんが組み合わさっています。
  番台さんは人がいないことが多いです。   男湯を入ったところ。脱衣場の木の床が足に気持ちいいです。
  わずかの段差で洗い場。   逆から。
  おお、美しすぎます。この様な湯船は別府でも貴重です。   これは2008年の1月1日のザボン風呂です。

  珍しく真夏に行きました。   湯気が無くクリアにいくはずだったのですが、すこし白飛びしています。



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