温泉文化研究所(HOME) 》 別府温泉共同湯 》 No.17 不老泉

不老泉
  不老泉は別府駅に最も近い市営温泉の一つです。その歴史はなんと明治8年(1875年)にはすでに記録に登場しており、竹瓦温泉誕生以前から利用されていた共同湯らしいです。長い歴史の中で不老泉はその時代ごとに建物に様々な意匠が凝らされて来たそうで、現在われわれが利用している建物は昭和32年の建築、皆さんご承知の通り、一階が浴場、二階が公民館、三階がホールという設計になっています。
  不老泉は別府でも指折りに巨大な湯船を持つ共同湯でもあります。ここに比肩する浴場はちょっと思い浮かばないほどです。独自源泉を注ぐ湯船にはかなりたっぷりめに湯が掛け流され、いつでもその熱湯に浸かることができます。


不老泉×
2004年8月の画像を再編集しました。
  公民館としてはド派手なスケールの不老泉の建物です。   この階段。二階の公民館部分へ続いているのですが、上から“王子様”でも出てきかねない風格があります。
番台の前には太い柱。   入り口にも談笑スペースがありましたが、椅子はかなりの年代物で性能そのものにも若干不安が。
  ブルーののれんをくぐると男湯。妙に番台のスペースが長いのが不思議です。(脱衣所側でも窓が開くようになっているのは何の為なのでしょうか?)   脱衣所はこれまたすごい広さで、別府最大かもしれません。木の風合いが素足に大変気持ちよく、これほど湯上がりが気持ちいい温泉も珍しいです。
  時に22:00。滅多にないことですが、真夏に温泉ビジホに宿泊したので、終了間際をねらって来てみました。   すると、終了5分ほど前には完全に無人となりました。


  不老泉も半地下浴場です。   この大きな湯船が完全貸し切り。至福の瞬間です。


  もちろんここも独自源泉なのですが、海門寺温泉や田の湯とは又違う濃さを感じました。   脱衣所と反対側のガラスのアールが昔風のモダンアートぽくて良いです。



以下は以前のレポートです。

不老泉×5
  中央町の公民館ですが、場末の映画館にしか見えない、不老泉です。太い柱、大きな鉄の入り口、いかにも戦前風を感じさせますが、昭和30年代の建造物です。
  エントランスも円形で、このピンクの柱を中心にしているように見ました。
  脱衣所はうってかわって体育館の下足置き場みたいです。下が木床なのが、木造の小学校の体育館ぽい感じを一層助長しています。
  湯船。浜脇と良い勝負の大きさです。天井といい、奥行きのアーチな雰囲気といい、何から何まで大正モダンチック(風)にできています。
  この大きな湯船を独り占め。終了10分前に誰もいなくなり、一人で好き勝手に撮影会をしました。
正真正銘、無人の不老泉。 美しい。



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