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鉄輪温泉

  別府八湯の中に置いても一際湯の町情緒を漂わすのが鉄輪温泉です。共同湯の数だけならば別府駅周辺にはかないません。が、別府駅周辺には湯の町情緒がある所は少ないですが、鉄輪のエリアはどこを見ても温泉をイメージさせ、旅館、民宿、湯治宿、共同湯、日帰り湯などが立ち並び、浴衣や下駄が実によく似合います。

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鉄輪温泉で歩くこと
  鉄輪温泉は道が狭く、車での湯巡りには適していません。ですから別府の他の地域と同じく歩かなければ価値を味わえないかもしれません。それほど、町は入り組んでいます。ところが鉄輪は国道500号の傾斜をご覧になって頂ければ自ずと察していただけると思いますが、海地獄から双葉荘の当たりまではものすごい坂となっており、歩く旅の大きな壁となっています。共同湯は国道500号と市営の熱の湯を結んだ三角形のエリアに広く広く点在していますので、じっくりのんびり楽しみながらお歩き下さい。


鉄輪温泉の歩き方
  基本的に鉄輪温泉のPは大型車の場合海地獄の入り口の公園、普通車の場合蒸し湯前にほぼ限られます。鉄輪温泉には格安の共同湯(6時から21時)があり、また海地獄Pには24Hのトイレもあります。一応Pは鬼山地獄前にもありますが、地獄観光しない人は止めづらいです。ただトイレだけならば使用可能ですので、緊急の時はこちらの方が近いです。
 当研究所は大型車を基準に話をします。海地獄公園からみゆき坂を下るとまず「上人湯」につきます。こちら基本的にジモを昼間だけ開放している感じなので営業時間が限られています(夕方16時ないし17時まで)ご注意下さい。上人湯から更に坂を下り、元湯が左手に目にはいると大きな分岐点です。ここの左手に「渋ノ湯」「元湯」「蒸し湯」が三軒固まっています。更に左折し蒸し湯の奥を過ぎて進むと更に分岐し、左に行くと「熱の湯」に、右に行くと「すじ湯」に出ます。
  先の元湯の十字路に戻り、右に行くとやがて「谷の湯」に至りますが、ここはわかりにくく、じっくり探してください。基本的には右折後しばらくして川を渡りますが、わたった後に左折、川沿いを探してください。
 また、元湯の十字路に戻りここを直進すると地獄原温泉となります。いで湯坂の両側にはお店や旅館が建ち並び、また、いで湯坂の上の基点のバスターミナルの通りも基本的には飲食店があり、湯巡りの際に冷やかしてください。


宿泊と宿浴
  さすがに鉄輪温泉では当研究所に置いても移動研究室使用ばかりでなく、湯治宿の利用をしたことがあり、特に温泉浴槽に入れてしかも激安宿泊されたい方にはお勧めです。また温泉入浴が目的でも共同湯以外にも激安入浴料の旅館などがあり、八湯温泉本の券と併用すれば色々楽しめます。
  宿泊は「陽光荘」(大人一人一泊素泊まり3200円)と「双葉荘」(同3250円)に泊まったことがあります。双方甲乙つけがたい宿ですが、どちらか絞れと言われたら、「双葉荘」を推します。理由は浴室です。双葉荘のお風呂はまるでジモか自家泉に特別に入れていただいていると錯覚してしまいそうなくらい、実に風情のあるものです。シブ好みの方はお試しあれ。
  宿での入浴に関しては更に各種割引券よりも耳寄りな情報を一つ。それは「風呂の日」の利用です。全国的に毎月26日を語呂合わせでふ=2、ろ=6の日として各種サービスを行っている所があります。例えば、ダム下の巨大露天で有名な岡山県の湯原温泉は旅館全てで入浴無料、湯治を中心にした実に風情のある湯の町として有名な山形県の肘折り温泉でも宿泊者にかぎりますが旅館の日帰り入浴は無料としています。鉄輪ではさすがに無料は無理ですが、逆に宿泊客だけでなく訪問客全てを対象に一律料金260円を実施しています。500円の旅館などでは半額で入浴できるわけです。当研究所一度だけ偶然この日に当たったことがあり、温泉本の購入料金(300円)より安いので助かりました。また260円に更に八湯温泉本の100円引券の重複利用可能な宿もあり、最安の場合160円(申し訳なくなってきます)で利用できます。


温泉街の風景
  鉄輪温泉の入り口、いで湯坂。ここから上手がみゆき坂で左手はバスターミナルです。
   有名な鉄輪の噴気ですが、あちこちいくつか有名なポイントがあります。ここもその一つだと地元の人に教わりました。谷の湯から更にこの側溝沿いに下った所です。
  なんと驚き、普通の民家密集地帯に突如、牛馬です。観光用の馬車用だと伺いました。みかえり温泉のずっと上手の方です。
同上。
  別府の特長の一つにマイ温泉(自家泉)があります。遠い源泉から湯を引いている場合もありますが、敷地に源泉を持っているお宅も多く、いかに別府は湯が豊富かと言うことです。こちらの自家泉は全て散策中に見つけたもので、特に統一性はなく、単純に一風景ととらえてください。
  ここは自販機があるのでジモかなと思いましたが誰もいなかったので、確認しませんでした。で、今はもうここがどこだかわかりません。(意味なし)
ここもすばらしい風情でした。
  これはアパ専でしょうか。自家泉でしょうか。
これもすごい。


鉄輪温泉の代表的な共同湯
上人湯   一般的な共同湯としては一番上手にあります。前にある商店でお金を払って入湯します。こちら組合員の方がひっきりなしに利用に来るかなり生きた共同湯となっているようです。
     10時から17時頃。100円
谷の湯   鉄輪では屈指の個性と風情とひな美さを持った当研究所一押しの共同湯。まず料金を払うときのかごにやられます。更に浴室が半地下なのではなく、入り口そのものが地下室めいた雰囲気は内部のほの暗いような雰囲気も相まって隠し湯としての個性も全開です。湯底の下の板を踏んであなたも「これなんだろう」と思ってください。
     6時半から22時。100円
渋ノ湯   代表的な市営温泉の雄、渋ノ湯です。みなさん一度は使ったことがあると思いますが、良い物は良いのです。どしどし利用しましょう。只毎日毎日湯が掛け流され、熱い湯を満たした上に清掃までされている方々、ありがとうございます。いつ行っても同じ状態が保たれているというのはすごいです。
  
※市営温泉の中で無料温泉として別府のシンボルの一つであった渋ノ湯ですが、平成18年4月より市から組合の手に管理が移り、之に伴って有料化されるようです。

     6時半から21時。平成18年4月より寸志またはお賽銭式。
元湯   渋ノ湯にはいると、必ず目に入ってしまう元湯。ずっとずっと中が気になっていましたが、今年(2004年3月)遂に入浴できました。中は思いの外大きな湯船であまり人も来ず、ゆっくりと湯浴みができます。
      時間不明。基本的にジモ。但し鉄輪宿泊客は無料で利用させて頂いても良い事になっています。

  ※大変残念なことですが、上記渋ノ湯の変更に伴い、こちら元湯は廃止と決まったそうです。(平成18年3月)
蒸し湯   最も個性を放つ市営温泉、蒸し湯です。鉄輪のあちこちで目にする地獄の蒸気を利用したサウナみたいなものですが、あの中は真っ暗な上、熱さは半端ではないです。恥ずかしながら当研究所、一度だけ体験してみないとと思い入りましたが、暗闇と蒸気が怖くて20秒で退散しました。ただし、上がり湯として共同湯然とした湯船もあり、210円払っても十分元は取れます。
     6時半から20時。210円。
 

  ※こちら蒸し湯もただ今(平成18年4月現在)建て替え工事中。利用不可。この3軒の変更は鉄輪温泉の町並みを根本的に変えそうです。
    
熱の湯   渋ノ湯とは対照的に年季の入った湯治宿のような老練な雰囲気の熱の湯。きっと初めての方は他の市営温泉がかなり清潔といいますか、ぱりっとしたところが多いので驚かれると思います。本当に色々な浴場があります。
     6時半から21時。無料。
  ※蒸し湯の立て替えは元の蒸し湯前の市営無料Pに引っ越して行われています。之に伴い、熱の湯の真ん前に立派なPが出来ました。
すじ湯   以前は元湯同様『宿泊者は無料』というルールだったすじ湯。その頃は湯が入る時間もファジーで当研究所も一度だけロストしたことがありました。今回(2004年3月)元湯と一緒に今度こそと出かけてみるとなんと一回100円の普通の共同湯に方針変更していました。まあ、利用しやすくなったのは良いことです。
     時間不明。100円。
地獄原共同浴場   湯巡りの最後に入ったためか非常に印象が薄い地獄原です。一日に10湯もはいったりすると、どうもよほど強く印象に残らないと後になって「あれ?」となります。遠いから滅多にこれないから一つでも多くという思いと、一つ一つ大切にという思いが常に交差します。(記憶が良くなればいいと言う話もありますが)
     6時から21時。100円。



鉄輪温泉の代表的な入浴可の宿
旅館さくらや   旅館のお風呂では双葉荘と並んで当研究所一押しのさくらやさんです。通常500円ですが、風呂の日に更に100円券使うと160円です。(当研究所は激安にこだわります)。お風呂はいくつかあるようですが、私は貸し切り用の家族風呂(混浴)に通されました。このお風呂が実に隠れ家のような、ジモのような、とにかく共同湯ファンならば一発でノックアウトというかんじのものなのです。また非常に柔らかく、口に含むとミネラル分を豊富に感じる湯はしょっぱくないけど塩化物温泉の類の成分がかなり濃いのだろうなと率直に思える味で、湯船に体を沈めるたびに洗い場一杯にオーバーフローして溢れ、その都度桶やその他のものがゆらゆらあちこちに流されていました。湯口からはわずかずつ激熱の湯が出しっぱなしになっていますが、一度溢れさすと次までに5分10分かかり、これをしたいが為に湯船の外で寒いのにじっと待ち(12月)、同じ事を3回も繰り返してしまいました。
     11時から14時半。本当は500円。
大黒屋   地獄蒸しで有名な湯治宿といったらいいのでしょうか。宿泊して「貸間」しなくても地獄の釜が使えるお食事処としても営業しているようでした。浴槽は不思議な形の扇形で、バームクーヘンみたいでした。
     11時から17時。300円。
アサヒヤ   内湯のみですが200円とは思えない巨大な四角の明るい浴室で実に快適な入浴ができます。やや熱めの湯はほんのわずか酸味があり、ミネラル分も豊富に感じ、ナトリウム泉ぽいイメージです。
     11時半から16時。200円。
丸神屋    巨大な露天風呂がど〜んとありました。こちらも100円券で200円だったので、ものすごい贅沢をした感じでした。
     14時半から20時。300円。
楽々園   複数の湯船がありますが全て混浴という東北の湯治宿みたいな所でした。ここは元々200円なのに100円券を使わせてくれたので、わずか100円しか払っていません。なんだか申し訳なかったです。しかし、本当に25時まで外来入浴受けるのでしょうか。
     8時から25時。200円。
みかさや   こちらもやや酸っぱい味がして、アサヒヤと似た感じでしたが、更に鉄味もしました。。丸い感じの湯船は独特の形状ですが、湯底の色が大変美しく、まるで宝石のようでした。
     10時から15時。300円。
おにやまホテル   有名な超巨大露天の旅館。湯は確かにすばらしく、無料券なのがこれまた申し訳なかったです。鉄輪は軽〜く塩味の所が多いですが、ここははっきりと塩分を感じる湯で少しつるぬるしました。シャワーもカランもシャンプーもあって快適三昧です。露天の巨大さは必見。湖のほとりの様です。
     14時から21時。800円。
温泉閣    ここは宿泊施設なのでしょうか。なんとなくカテゴリー分けが難しい雰囲気の所でした。ところがここのちっちゃな露天風呂は実にいい雰囲気でこれから温泉道の人には是非お勧めします。
     10時から15時。500円。
たにもと   例外的に国道500号の反対側の温泉。割烹旅館というちょっと敷居の高そうな雰囲気の所ですが、ここのお風呂もまるで家族湯かちっちゃなジモみたいでとても良かったです。露天付きで旅館の広い敷地の中に離れみたいにして浴場棟があり、ロケーションもとても良いです。
     11時から22時。500円。
ホテル大石   ものすごく目立つ大石。国道500号と県道の交差点に立っています。ここはまるでレジャーランドかクアハウスかという位色々な湯船があり、又それが非常にコアな感じのものばかりなのです。アングラ的な入り口から入る外来入浴は洞窟探検のようです。   
     10時から23時。500円。



温泉の画
共同湯 旅館


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