温泉文化研究所(HOME) 》   原色の濁り湯温泉


温泉原色大図鑑


 当研究所の扱う温泉は生活温泉故の癖のない湯(つまり透明で無味無臭)が多いのですが、温泉には様々な泉質があり、泉質によっては本物の『宝石』にも勝るとも劣らない美しさの湯があります。このコーナーではそのような色の付いた温泉を取り上げます。




赤川温泉(大分県)
  色を語るならここははずせません。ただし、湯の質でも香りでもトップクラスですここは。しかし何という美しい色でしょう。やはり冷鉱泉ならではの特質なのかも知れません。そういえば火山性の池や水たまり(例えば蔵王や草津白根)もこういうエメラルドグリーンやマリンブルーが多いですね。   赤川荘の源泉は一番上の画像の山の中腹にあり、全部で3つあるそうです。それぞれ宿からおおよそ、300b、500b、1qの距離にあり、1q離れた源泉が一番大きくて、炭酸ガスのせいで周囲には動物の死骸も多く見られるそうです。
  ちなみに入浴後は体から服から硫黄の香りがず〜っととれなくなります。




湯坂温泉 石楠花荘(青森県)
  こちらは個人的に好きな温泉です。この色はなんと表現したら良いのでしょう。しかもどうも日によって、又光の加減によって調子が違うらしく、何とも言いようがないです。   一応青緑つまりブルーグリーンとしましたが、どなかたかぴんと来る色ありましたら、教えてください。



翡翠


ほたる温泉 熊ノ湯ホテル(長野県)
  次に熊ノ湯です。長野県は志賀高原にあるこの温泉は何とも言えないロケーションの中、これまた信じられない色を醸します。ちなみに志賀高原はスキーで有名ですが、夏の観光も涼しい上に周囲の景色も素晴らしく、移動研究室を停めて昼寝するにも最高です。涼しさは雲上の世界故です。  この雲の下には湯田中の温泉街があります。
   しかし何という緑でしょう。抹茶を溶かしたような感じで、明るい緑色つまりエメラルドグリーンとは系統の違う色だと思います。湯船は露天が2種類と内湯が一つあります。




新岡温泉(青森県)
   新岡温泉は美しき単独峰岩木山の麓の温泉です。  
   実際に湯に浸かりながら岩木山を眺望できる温泉は実は大変貴重な存在です。
  ここの色は純正エメラルドグリーンといえば良いでしょうか。
うっとりする様な美しさです。
  湯もたっぷりでどこにも木を使っていないのにヒノキの香りがします。どうやら湯自体が木の香りを発しているようです。



野沢温泉共同湯  真湯(長野県)
  エメラルドグリーンを語るならここもはずせません。長野県は野沢温泉村にあるこの温泉は何とも言えないグリーンを醸します。湯は黒い湯ノ花を含み独特の色合いを放ちます。  そして野沢の特長の一つにこの様に季節や温度・湿度により湯の色が変化することが挙げられます。グリーン系の湯では他に「大湯」「河原湯」などもありますが、真湯だけがこの様に「メロンクリームソーダ」みたいになります。
   至福の瞬間を迎えられるオーバーフロー画像です。体をどぼんと沈め、湯がさ〜〜と溢れていく。ああ!これほどの贅沢な瞬間があるでしょうか。


川渡温泉共同浴場(宮城県)
  グリーンを語るならば、ここ川渡温泉も絶対にはずしたくありません。この温泉も野沢温泉真湯同様透明なときと濁っているときがあります。   まあ、なんと美しい色でしょう?個人的には上記の緑系のお湯の中で最も好きな場所です。ここは。




鶴丸温泉(鹿児島県)
  赤い湯すなわち『赤湯』は全国各地にありますが、この場合の赤とは概ね「オレンジ」つまり鉄泉の酸化した色を言うことが多いのです。しかしこの鶴丸温泉のように本当に赤い温泉もあるのです。ちなみにこの鶴丸温泉は駅前温泉という顔も持っており、これほど駅の真ん前、改札の真ん前の温泉も珍しいのではないかと思います。
  湯はルビーレッドとも、紅茶色とも言えるクリアーな赤色でうっとりします。ここは重曹泉なので色だけでなく触感もぬるぬるして希有な温泉としてその存在を主張します。
  この日は内湯の湯気がすごく、ずっと露天で撮影しましたが、日の光が入った方が発色がよいようでした。



みかん


川尻温泉(鹿児島県)
  ふと思いましたが、オレンジが原色かどうかはこの際置いといて下さい(笑)。
  全国に赤湯という名のオレンジ湯数あれど、ここほど夕日色(=みかん色・オレンジ色)で、しょっぱく鉄分が多い湯はあまり記憶にありません。
  洗い場の床は湯のせいで真っ赤に変色し、さらに奥側の第二の源泉も手伝って析出物さえ出ています。第二の源泉は鉄分たっぷりの炭酸泉で汲み湯や上がり湯に使います。(一番下の画像の奥の小さな湯だめ)




???温泉
  黒と言って思い浮かぶもの。それはここしかありません。こちら完璧なジモで場所その他情報は一切公開できません。ただ、画像は公開しても構わないと言う了解は得ていますので、その点ご配慮下さい。   しかしこの黒さ。これこそ黒湯です。ところが見た目に反して口に含んだ感じは意外とおとなしく特に特徴はないです。まあ、そんなことよりここはすでに外観でやられるはずです。そして中に入って2度驚くというお約束を皆味わうのです。



湯ノ沢温泉郷 なりや温泉(青森県)
  ここの湯は本当に牛乳のようです。そうでなければ、ホワイトシチューです。この湯は大変珍しい、硫黄泉にして食塩泉でもあります。なめると下が曲がるくらい辛く、入浴後は体中に硫黄の香りがついてしばらくとれません。   なりやは有名な湯治宿で、源泉を2本所有し、もう一本は少しだけ色つきの湯(クリアーな薄いグリーン?)ですが泉質はまるで違います。




柿の木温泉(島根県)
  ここの湯は本当に不思議な色です。柿の木温泉とはよく言った物ですね。正に『柿』=『パーシモンレッド』です。   島根県は色つき湯が多く、ここほど濃くないですが、木部谷・千原・三瓶など個性派揃いです。



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