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伊豆半島及び箱根 温泉文化レポート
 伊豆は皆さんご承知の通り静岡県の一部ですし、箱根は神奈川県の一部ですが、それぞれの県の他の地域の温泉事情とはかけ離れた物があります(例えば静岡県の中央部や西部には当研究所の研究対象となるような温泉が極端に少ないと言うことです)ので当研究所ではこの二地域を合わせた形で単独のレポートを行いたいと思います。
 一見すると箱根・伊豆はマスコミでも特に有名な、値段もどちらかというと高額な旅館や日帰り湯が多く、当研究所としてもどうしても長野や東北に目がいきがちでした。しかし温泉ファンの目できちんと、しかもじっくり性根を据えて見てみるとあちこちに当研究所の研究対象となる共同湯や公衆浴場が残っていました。やはり他の方の価値観で作ったガイドブックなどを鵜呑みにしていては独自の発見はできません。
  当研究所は自信を持ってこのエリアを共同湯・公衆浴場王国の一つとしてご紹介いたします。

共同湯を持つ温泉
温泉地名 概要 共同浴場数
湯河原温泉   湯河原は交通の便を考えると東京から最も近い本格的な温泉街を持つ温泉かもしれません。交通機関の発達していなかった昔には海あり山ありでさぞ魅力的な温泉だったことでしょう。湯河原最奧の最も古い温泉地「温泉場」周辺には昔をしのばせる木造のしぶい旅館がまだ残っており、また、ただ一軒だけ当研究所絶賛の共同湯も存在しています。
      8時〜20時。200円。(ままねの湯)

    
極上。お勧め。
箱根温泉郷   箱根は言わずとしれた江戸の昔からの関所のあったところで、東西双方からの玄関口でした。小田原の後方にそびえる富士山との間の山岳地には様々な温泉が点在し、それぞれに個性を出していますが、このうち当研究所が推薦する公衆浴場・共同湯を持つ温泉を紹介します。(全ての温泉地に共同湯があるわけではありません)
箱根湯元温泉   箱根湯本は新宿からロマンスカーで来ると終点に位置している温泉地ですが、箱根から見ると正に玄関口です。本当はここにも「弥坂湯」という共同湯があるのですが、なんと円形の湯船一つで料金500円、しかも浴室内は塩素が充満しているとの噂で、未だ当研究所未湯となっております。
塔ノ沢温泉   塔ノ沢温泉は箱根登山鉄道の湯本の一つ隣の駅周辺に広がる温泉ですが、急に渓谷らしくなり、いかにも山の温泉と言った風情となります。入り口には「福住楼」「環翠楼」といった、明治大正期に文人や政治家といった超有名人(例えば福沢諭吉とか)が訪れたゲキシブの旅館などがありますが、逆に一番上手側には素朴な公衆浴場がひっそりと存在しています。
      9時〜21時。450円。
大平台温泉  更にお隣の大平台駅の温泉です。この駅最寄りの公衆浴場「姫の湯」は鉄道利用で最も便が良く、美しい浴場手頃な値段と共に箱根でもお勧めといえるのではないでしょうか。
      9時〜22時。350円。
宮ノ下温泉  更に更にお隣の宮の下駅の温泉です。ここには超有名な富士やホテルがあります。日本人だけでなく、マジで外国人もかなりおり、平日でもかなりごった返しております。また、戦国時代、小田原責めの際の豊臣秀吉ゆかりの温泉と伝えられる史跡「太閤の湯殿」も渓流の底の方にあります。ここの公衆浴場はその名も「太閤湯」。当研究所一押しです。
      7時〜21時。300円。

    
極上。お勧め。
伊豆半島   伊豆は東では長野に次ぐ共同湯王国です。やはり昔からの湯を利用してきた風土というのはあちこちに現れています。
熱海温泉   熱海温泉は実は超一級の共同湯が残る町なのですが、どうも大温泉地としてのイメージが強すぎるようです。伊豆の特長として、温泉浴場の大半が午前中に入れないという欠点があるにしても、もう少し温泉ファンに見直されても良い気がします。
      8時〜21時。250円。(山田湯)

    
極上。お勧め。
伊東温泉   伊東は一般的な意味で行けば伊豆の最大にして最強の温泉王国です。旅館もいろいろあり、また、安価な公衆浴場も利用しやすい時間帯と種類が豊富で裏路地系から立派系まで同一料金で選択でき、いかにも掛け流しといった風情の湯の使い方はどこも本当に清潔で好感が持てます。
    13時〜21時半。170円。(子持湯)

    
極上。お勧め。
10
伊豆長岡温泉   伊豆長岡は東京から訪問の場合、小田原ではなく三島からアプローチするもう一つの伊豆発見といった感じの温泉地です。
    6時半〜21時半。300円。(あやめ湯)

    
極上。お勧め。
修善寺温泉   言わずとしれた伊豆を代表する温泉地の一つである修善寺です。その歴史は古く、温泉街の中央に位置するとっこの湯前のその名も修善寺は現在開寺1200年祭を行っている所です。また、旅館自体が国の登録文化財となっている新井旅館始め様々な個性的な旅館もあり、更に源氏の源の頼家が暗殺された歴史の舞台としても知られています。
      12時〜21時。350円。(筥湯)
戸田温泉   沼津のすぐ下に存在しながら、道路の整備状態があまり進んでおらず、大型車にはさけられがちなためなかなか当研究所も近寄りがたい戸田温泉です。昔ながらの共同湯「壱の湯」まだ未湯です。
土肥温泉   修善寺から下田方面に向かわず駿河湾に向かうと最初に訪問できる土肥温泉です。伊豆ではどちらかというと民宿や安価な旅館が主流の庶民感覚の温泉ですが、この民宿の食事がバカにできません。関東圏では味値段ボリューム何をとっても特Aクラスです。ところがなぜか共同湯はどんどん値段の高額化がすすみ、当研究所ももう一つ食指が湧かず未だ未湯です。

未調査のため
赤沢温泉   赤沢温泉は伊豆では有名な無料露天風呂がある場所です。もう一つ清潔感に欠ける気がしますが、貸し切りで入るとやはり良い物です。
      24H。無料。

    
極上。お勧め。
河津温泉   河津温泉は海水浴場のある海岸の端に有名な無料露天風呂がある場所です。ここはお気に入りの場所の一つです。湯もいい加減ですし、景色も良く、しかもただ。管理してくださっている地元の方にただただ感謝です。
      24H。無料。

    
極上。お勧め。
        (但し海水浴シーズンは混雑)
湯が島温泉   伊豆には湯ヶ野と湯が島温泉が近距離にあり、土地勘のない方にはややこしい話です。そしてこの湯が島にしか共同湯はありません。そしてこの湯が島の2つの共同湯こそ伊豆では最も秘湯の部類に入るのかもしれません。さりげなく存在し、しかも訪問者は誰でも受け入れてくれます。
      9時〜21時。100円。(世古の大湯)

    
極上。お勧め。
参甫地区   伊豆半島の最奥の地域にひっそりと存在する参甫地域。参甫とは岩地、石部、雲見の三温泉地がそれぞれに見事な砂浜の浦を形作っているところから呼称されているようです。実際この地域を訪問し温泉街を歩き回ってみないとこの呼び名を目にすることはないでしょう。
岩地温泉   堂ヶ島方面から南下してくると最初に来る岩地温泉です。ここには夏の海水浴シーズンだけですが、浜辺に無料の露天船(正に湯船)が出現します。一応当研究所の調査では海開きから9月一杯はやっている模様ですが、10月のいつに終了かはわかりません。
石部温泉   岩地を過ぎるとすぐに石部温泉です。石部の共同露天「石部平六地蔵の露天風呂」は恐らく伊豆で最も有名な無料の露天風呂でしょう。当研究所がよく利用していた10年以上昔までは、本当におおらかで露天前のPも無料、24H開放で何も制約がなかったのですが、今回本当に久しぶりに再訪しましたが、マナー低下のため、Pは17時で閉鎖、場合によっては駐車料金を取るようです。
雲見温泉   雲見温泉の露天風呂は温泉街からは少し離れたところにあり、伊豆ではちょっぴりだけ、野湯風味が味わえます。(まあ、アプロウチに少し歩くのと、湯船の所にフナムシがたくさんいると言うだけなのですが)雲見の露天は高台にあるので、景色も良くお勧めです。
弓ヶ浜温泉   弓ヶ浜も優良な海水浴場です。港湯はやや海から離れていますが、温泉利用の公衆浴場としてはなかなかで料金の割には立派です。湯は下賀茂からの引き湯だそうで、ものすごくしょっぱいです。
      9時〜20時。300円。(みなと湯)
白岩温泉   白岩温泉は修善寺のすぐ近くにありながら、公衆浴場や共同湯以外にはあまり知名度の高いものがないので、ガイドなどでは取り上げられず、従って生活温泉に近いポジションとなっています。しかし、ここは旅人も無条件で受け入れてくれるのです。
      14時半〜21時。200円。(小川共同浴場)

    
極上。お勧め。
蓮台寺温泉

廃業
  蓮台寺温泉は伊豆でも由緒ある温泉です。中でもこの温泉にまつわる最も有名なエピソードは1850年代にかの幕末の志士「吉田松陰」先生が黒船来航のおり、黒船との独自の接触を試みてこの蓮台寺温泉の共同湯に潜んでいたというものです。当研究所がこのレポートで発表する旅館「弥五平」さんはそれ以前からの歴史を刻んでいるそうで、このお宿の男子風呂「薬師の湯」(時間により貸し切り使用可能なので女性も入浴は簡単に出来ます。入浴前に「薬師の湯」に入りたい旨伝えましょう)は150年以上も前にできた浴槽だそうです。別府のジモのような落差2bにも達する掘り下げ式の浴室は自家源泉の足下自噴浴槽となっており、泉源に直に浸かる当研究所が最も贅沢と考えている入浴方法がとれます。更に加えて別の自家源泉から足下噴出で源泉が来ており、この旅館専用のダブル源泉の浴槽となっています。

  当研究所が最もお勧めしていた旅館弥五平は2011/03を以て閉館した模様です。
河内温泉   工事中


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