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石川県 温泉文化 レポート
  北陸の温泉は当研究所、ほぼ未知の温泉達でした。今まで疎遠であった第一の原因はやはり基本的な入浴料のスタンダードが高額であるという視点から、訪問を後回しにしがちであったということです。第二に関東に住む身としては北陸は九州へのついでによるなどの機会が見つけづらく、非常に遠き地であったということです。
  そんな中での今回(2008年8月)の富山県と石川県の訪問でしたが、両県とも青森県や鹿児島県に似たタイプの「公衆浴場(日帰り湯)を中心に湯巡りをする」べき県であり、そういった観点からすると中々に楽しい温泉も見つかるという事がわかりました。
  特に石川県は日本の千年温泉の多くが集中している場所で、一カ所にこれだけ集中しているのはかなり珍しいことと感じています。そういった歴史に裏打ちされた温泉巡りと公衆浴場巡りが同時に楽しめます。公衆浴場は深夜にまで開いているところが多く、逆に総湯系の共同湯は早朝から開いており、効率よく湯巡りできる場所だと思いました。また、中でも金沢市は東京や横浜の黒湯にも全くひけをとらないすばらしい黒湯が多くあり、黒湯が大好きな方には是非ともお勧めしたいエリアです。更に共同湯文化を体験されたい方にも、ここには全国的にも相当に貴重な“総湯”という名称の元湯・湯元(関東甲信越ではこれを“大湯”または“元湯”と呼称します)が相当数存在します。(当研究所の調査では8カ所あまり)。これに際して、“大湯巡り”ならぬ“総湯巡り”という企画はいかがでしょう。楽しめると思います。当研究所は今回、白山の麓方面が時間的に割愛、また加賀八幡温泉が丁度定休日に当たっており未湯ということで、コンプリートはできませんでした。
  ただ、上述の通り、現在全国的に公衆浴場料金というのは400円を下回ることはまれで、この地ではおおむね「420円」というのがスタンダードな金額でした。よって当研究所としては随分高額な温泉のオンパレードになってしまいましたが、まあ、湯が良いところばかりでしたので、よろしければご覧になってみてください。

石川県 温泉名(施設名) 所在地 概  要 利用時間 料金 備考
金沢市 金城温泉 金沢市
赤土町
  金沢駅の西、西部緑地公園の北隣にある、特A級の公衆浴場。美しい琥珀色のモール泉を贅沢にかけ流す浴槽をタイプ別にいくつもいくつも持っている。分けても、半身浴・全身浴・屋上露天風呂の3つは非常に秀逸で、わずか420円の入浴料においても長湯させてもらえる。
  
極上お勧め。
8:00〜24:00
076-268-2601
420円 火休
別浴
金沢温泉
金石荘
金沢市
金石本町
  海沿いにある一軒宿の旅館を公衆浴場としても開放している。海沿いらしく塩辛い塩化物温泉を掛け流しで注いでいるが、塩分が相当濃いのか、湯口でぶくぶく泡だっていて、まるで洗剤か何かのよう。加えて湯は金沢市内特有の黒湯で、ジャスミン茶色に光沢を放っている。また、若干加熱している温泉が多い金沢市内で65度の湯を有し、全く加工のない湯を提供している旅館である。お勧め。 10:00〜23:00
076-267-0630
420円 第1・3水
16時〜
別浴
兼六温泉 金沢市
暁町
  たびたびテレビ放送でも取り上げられるまさに地元に根付いた生活温泉。湯は軽い加熱を必要とするものだが、そのぬるめの源泉を上手に用い、大変居心地の良い露天風呂に使用している。やや利用時間に癖があるが、金沢に来たら是非とも立ち寄りたい場所である。
  
極上お勧め。
14:00〜23:00
076-221-2587
420円 金休
別浴
石引温泉
亀の湯
金沢市
石引
  比較的交通量の多い通り沿いに立つ都市型の雑居ビル然とした、コンクリートの無機質な建物の二階に入っている公衆浴場。ここもかなり濃い色の黒湯を注ぐ。浴室は広く、開放感があるが、落ち着かないと言うほどでもなく、適度である。しかしここで特筆すべきは露天風呂の存在で、源泉を加工なしで使用しているらしく、30度代後半の温度の湯がかなり贅沢にかけ流されている。ぬるゆ好きにはたまらないものであり、また露天といってもこれまた都市型のほとんど内湯といっても良い囲われた浴室なので、ちいぶろ好きの人、狭いところが好きな人もかなり落ち着いて入浴できる。
  
極上お勧め。
12:30〜24:00
076-262-4126
420円 金休
別浴
有松温泉
レモン湯
金沢市
有松
  繁華街のど真ん中にある大きな公衆浴場。内部も大きめな浴室名様々な施設が整い、ややスーパー銭湯的な場所。ここも黒湯で、湯も良いのだが、兼六・石引に比べると心に響くものが少なかったのは・・・・・、単に狭いところが好きな人間がいたせいであろう。(笑)。 10:00〜23:00
076-243-0626
420円 月休
別浴
湯涌温泉・総湯
白鷺の湯
金沢市
湯涌町
  石川県の共同湯文化における“総湯”の存在を確認すべく臨んだ、生まれて初めて入った場所。最近改装されたばかりの施設は非常に美しく、浴室も明るく採光に優れ、温泉好きの方であれば、ただ一点を除いて大いに気に入るはずである。(笑)。 7:00〜22:00
076-235-1380
350円 第3木休
別浴
浅の川温泉
湯楽
金沢市
東町
  湯涌温泉のすぐそばにある日帰り湯。スーパー銭湯的な施設であるが、源泉も、施設の作りもすばらしく、正直時間的な都合で1湯だけという事であれば、当研究所的には湯涌温泉総湯よりもこちらの方を圧倒的にお勧めする。公衆浴場料金にあわせず、未だに300円台の料金をキープしていることにも好感が持てた。 8:00〜22:00
076-235-1126
380円 月休
別浴


石川県 温泉名(施設名) 所在地 概  要 利用時間 料金 備考
小松市 今江温泉元湯 小松市
今江町
  まず外観に、そして脱衣所のB級感に徹底してやられてしまう、マニア向けの温泉銭湯。浴室に足を踏み入れてもうれしい期待はずれが待っており、湯は塩化物泉で実に温泉らしいもの、湯船は小さく落ち着き、湯は塩ビ管から注がれ、オーバーフローも十分と好感する要素しかありませんでした。当研究所の所員の方は必ず行くべし。
  
極上お勧め。
7:00〜23:00
076-121-4126
420円 毎16日休
別浴
涌泉寺温泉・総湯
ピュア涌泉寺
小松市
中海町
  ここまで、総湯には比較的いじめられてきたので(笑)、「この上ピュアかい?」と思ってきましたが、予想に反してすばらしい施設でした。まず、湯の使い方が好感が持て、消毒薬は感じさせず、更に内部は敷地の広さを十二分に生かして様々な施設が完成しており、3つある露天や、歩行湯など屋外にある施設が特に好感しました。ここは長くのんびりするのにとても向いており、420円では安すぎると思いました。湯は無色透明で、なめると石膏泉ぽい味がし、おも湯(くずゆ?)の様な感じでした。お勧め。 10:00〜22:30
0761-47-4100
420円 無休
別浴
木場温泉
コマツ製作所保養所・松風荘
小松市
木場町
  湯の使い方がとても正統的な質実剛健ぶりで、湯船を超えていくオーバーフローの波が非常に美しい温泉です。湯は癖のないものですが、温泉好きな方なら、この温泉の湯船に浸かれば、細かいことはどうでも良くなることでしょう。 13:00〜16:30
0761-44-3255
250円 月休
別浴
粟津温泉・総湯 小松市
粟津町
  日本最古の旅館といわれる“法師”がある温泉のそのまた“総湯”ということで、行く前から並々ならぬ期待がありました。・・・・が、この8月に全く新しい施設に移行し、すばらしくすがすがしい施設に変わり、法律も最新のものに従っているのでしょう。保健所からの指導もばっちり行き届いており、すばらしい消毒ぶりでした(笑)。 8:00〜22:00 420円 毎月
8・18
・28日休
別浴
小松グリーン温泉
小松グリーンホテル
小松市
小島町
  北陸自動車道の小松インター降りて、20秒で到着する駅前温泉ならぬ、IC前温泉。事前の調査でどうしても小松に宿を取るのが必要となり、温泉に入れて2人で12畳の和室を借りて7千円との応答に即答した(笑)。ちなみに本当に2人で畳敷きの部屋に布団しいてねて、温泉は夜12時までと朝6時〜入れて、ぽっきり7千円(税金などもみんな混み)でした。湯は画に描いたような塩化物温泉で、なめるとしょっぱく苦く、ちょっと浸かっただけで汗が噴き出すあったまりの湯です。内湯のみ・水風呂はあり。 9:00〜23:00
0761-21-8911
420円 無休
別浴

石川県 温泉名(施設名) 所在地 概  要 利用時間 料金 備考
加賀市 山中温泉・総湯
菊の湯
加賀市
山中温泉
日ノ出町
  今回の石川県での共同湯では最大最高の一押しポイント。外観の湯屋造りの雰囲気や内部の重厚感、天候の高さと相まった浴室の開放感、何をとっても“総湯=大湯”の名にふさわしい場所だと思いました。 6:45〜22:30
07617-8-1370
420円 無休
別浴
片山津温泉
総湯
加賀市
片山津温泉
  こちらも総湯の名に恥じない威厳のある建物で、山中温泉と比肩しうる総湯だと思いました。しょっぱくて苦い(特にここだけ苦み・渋みを強く感じました。消毒薬だったらどうしよう(笑))湯が掛け流し。 6:00〜22:00
0761−74−0349
420円 2・4火休
別浴
別所温泉 加賀市
別所町
  山代温泉の目と鼻の先にある公衆浴場。さぞや小さな生活温泉と思いきや、早、その外観と看板(特に看板のデザインには度肝を抜かれました)にやられ、中に入っても意外なほど大きな内湯浴槽にこれまたやられてしまいました。癖のない軽い卵臭の柔らかな湯が掛け流し。 12:00〜22:00
0761−76−1625
420円 元日休
別浴
山代温泉・総湯
浴殿
加賀市
山代温泉町
  加賀市の総湯は総じて大きな建物が多く、中でも山代温泉の総湯はその浴場面積は最大なのではないかと感じました。大きな丸い浴槽が2つ、でんでんとおかれ、余裕の土地の使い方でした。 6:00〜22:00
07617−6−0144
420円 無休
別浴
大聖寺温泉
日谷町共同浴場
加賀市
日谷町
  加賀市における、いや石川県におけるいわゆる生活温泉として、最も当研究所の研究対象となる温泉がこの日谷町共同浴場と下記の太子温泉でしょう。地元の人以外の方は訪問はおろか恐らくその存在もろくに知らないのではないかという、公民館や集会場にビルトインされた浴場。但し、どちらの温泉も冷鉱泉加熱で、半循環もしくは循環なので、湯がどうこう言う方にはお勧めできないかも? 15:30〜22:00 300円 火休
別浴
直下町共同浴場
太子温泉共浴場
加賀市
直下町
  同上。こちらの温泉の方がやや、半循環で少しはオーバーフローもあるかも?と感じられました。 15:00〜21:00 350円 火休
別浴


石川県 温泉名(施設名) 所在地 概  要 利用時間 料金 備考
能登半島 和倉温泉・総湯 七尾市
和倉町
  実は10年ほど前に純粋に旅目的で能登半島一週ドライブを敢行した際、安い公衆浴場くらいに思って、立て直される前の総湯に立ち寄りしておりました。従って480円になった現在のスーパー銭湯的な施設は全く知らないのでした。(じゃのせるな!!)〜。 7:00〜22:000767-62-2221 480円 毎25日休
別浴


最終更新:2008年8月
時間や料金の変更が相次いでいます。
加熱泉が多いため、燃料高騰の影響と思われます。




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