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塩原温泉郷
 塩原温泉郷は極上の温泉地帯です。関東に住む人間にとっては、草津・四万・湯宿などと並んで全国に誇るべきものと捉えています。共同湯も、どれも素晴らしいですし、共同湯がない温泉地であっても、それぞれが個性的で魅力ある浴場を備えた旅館などを有しています。
 そもそも全国にあまた温泉郷と呼称される存在がありますが、ここほどその名にふさわしい場所はないのではないでしょうか。温泉郷という言葉の定義が「温泉地や温泉街が近距離に点在して固まっているエリア」とするならば、ここ塩原温泉郷はまさにその名にふさわしい場所であると言うことです。
 現代では“温泉郷”という呼称を用いるエリアも、昔は例えば『別府八湯』(別府、浜脇、観海寺、堀田、鉄輪、明礬、柴石、亀川)、『箱根七湯』(湯本、塔ノ沢、堂ヶ島、宮ノ下、底倉、木賀、芦之湯)等と呼ばれ、塩原の近くでは『那須七湯』(湯本温泉、大丸温泉、弁天温泉、北温泉、高雄温泉、三斗小屋温泉、板室温泉)等というものもありますが、塩原温泉は『塩原11湯』と呼ばれ(大網、福渡、畑下、塩の湯、塩釜、袖ヶ沢、須巻、門前、古町、甘湯、中塩原、上塩原、新湯、元湯)、実際は11でも収まらない温泉郷なのです。(詳しくはこちらを)
 美しい清流箒川に沿って続く塩原温泉郷は、大同元年(806年)に発見された 長い歴史を持つ温泉です。 明治17年(1884年)に塩原街道が開通し、 夏目漱石、谷崎潤一郎、斉藤茂吉などの文豪が訪れ、 尾崎紅葉の金色夜叉はこの地で生まれました。 このように訪れた文豪により、 塩原温泉郷の美しさは全国に紹介されました。(参考塩原温泉公式HP)
 春の芽吹き、夏のまぶしい新緑と涼しげな清流、秋の目もくらむような紅葉、冬のゆらめく湯気などなど、当研究所は塩原を愛してやまないのです。
 皆様是非一度塩原へ足をお運びください。きっとお気に入りの温泉になると思いますよ。


塩原温泉郷の歩き方
 
 塩原は実に広大な範囲に温泉が点在しています。国道400号沿いで一番高速に近い所にある、箒川下流付近の大網温泉から一番山の手の元湯まで11の温泉を総称して呼称する“塩原温泉郷”では車なしだと相当辛いです。共同湯は、主に「福渡温泉」「古町温泉」「新湯温泉」にありますが、古町を除いて使いやすいPはありません。それでは下流から上流に向かって温泉ごとにコメントします。
 
 まず「福渡温泉」ですが、ここには塩原を代表する共同露天「岩の湯」「不動の湯」があります。温泉街は互いに一方通行となっている二股の車道に沿って連なっています。その内、会津方面への一方通行路に路駐する方が非常に多く、渋滞の原因になったり、歩行者を危険にさらしたりしています。当研究所としてはそこから300〜400b進んだ信号の先の左手にある大きなPを推奨します。ここはトイレも24Hで車中泊も可です。風呂までやや歩きますが、それでも徒歩5〜10分程度と美しい箒川沿いに散策路がもうけられ、苦になる距離ではありません。
 
 次に「畑下温泉」ですが、ここにはかつて「青葉の湯」がありました。この温泉、以前はこの温泉街の対岸にあった「青葉の湯」への経路が川にかかる仮設橋だったが故に何度も台風などの水害に襲われ、そのたびに一時閉鎖となっていたのですが、ここで、抜本的な改革として橋を吊り橋に変えました。そして見事平成17年5月共同湯・青葉の湯は橋とともに復活しました。そして紆余曲折の後、2012年9月現在では青葉の湯は旅館の所有となり、旅館の利用者のみ入浴でき方式に変わりましたが、肝心の旅館が休業中で、またも入浴が出来なくなっています。よって畑下温泉では現在渓流散策を楽しむと言うことになります。ご利用の方は「塩釜」の手前の七つ岩吊り橋の足湯Pに止めてください。ここはトイレ24Hの上、足湯付きです。塩原で車中泊には最高でしょう。ここから徒歩だと10〜15分要します。畑下の温泉街はP不可ですので、念のため。
 
 次に「古町温泉」です。ここには福渡温泉と並ぶ塩原の代名詞「もみじの湯」があります。川沿いの露天でやはり素晴らしい景観とロケーションを誇ります。ここは通り沿いの大型観光施設の対岸にあります。基本的には「塩原ものがたり館」を探してください。この施設のPは十分な容量があり、止めた後川に向かうと大きな吊り橋が見え、それを渡ると右折、川沿いにすぐです。このものがたり館はショッピングなどをするのによく、野菜やその他の特産物また、ソフトクリームも有名です。またここから徒歩で、古町だけでなく、「門前温泉」の温泉街の散策も簡単にいけます。門前は古町よりお店が多く、お菓子を買ったり、いわゆる温泉街のおみやげ物などを見ることができます。(門前の観光には観光案内所前にPがあります。ただ門前温泉は観光にはすばらしいのですが、外来可能湯が2012年現在ありませんので念のため)
 
 最後は「新湯温泉」です。ここもPを見つけにくいです。共同湯へ行くには一旦新湯バス停を過ぎて旅館下藤屋の前を過ぎ、更に100bほど行った左手の大きな路肩に止めるのがよいです。バス停付近に路駐する方がいますが、迷惑この上なく、バスの到着時と絡むとよく渋滞を起こしています。ここから、バス停に戻るとすぐ上に視線をずらして、「寺の湯」そこから右手にスロープを上がっていくと2分で「中の湯」、更に寺の湯から振り向いて道の反対側の階段を降りきると「むじなの湯」があります。

   
※この他にも塩原温泉には日帰り湯が沢山あります。


燃えたつような紅葉の11月 早朝の共同浴場 GW。新緑がまぶしい(5月)


栃木県 下流より温泉名 所在地 概  要 利用時間 料金 備考
塩原温泉郷 大網温泉

湯守田中屋
那須塩原市
塩原6

   高速のインター方面から国道400号で塩原温泉郷に向かうと最初にある、
 宿が一軒のみの温泉地。 箒川河畔に岩から湧きでる野趣豊かな露天風呂が
 あります。国道から下が見えない石段をたどって下っていきます。
   泉温:42〜63℃
   泉質:硫酸塩泉(弱アルカリ)
  
13:00〜20:00
0287-32-3232
800円 無休
混浴
別浴
福渡温泉

岩の湯・不動の湯
那須塩原市
塩原195

   大網温泉から国道を西進、渓谷がやや開けて来ると、明治以来文人に愛
 された温泉街が広がります。 近くには町内会で管理する「岩の湯」、「不動の
 湯」の2つの露天風呂があります。どちらも甲乙つけがたい魅力の素晴らしい
 露天風呂です。
   泉温:47〜63℃
   泉質:塩化物泉・硫酸塩泉          極上お勧め。
   
6:30〜21:00 200円 無休
混浴
塩釜温泉

ホテル塩原ガーデン
那須塩原市
塩原1130-11

   かつて岩塩が採掘され、釜での精製が行われていたことが、塩釜の名の
 由来。 塩原温泉郷のなかでも屈指の湧出量を誇ります。現在塩釜温泉には
 日帰り湯がないので、入浴は塩原ガーデンをお勧めします。
  泉温:49〜68℃
  泉質:塩化物泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉
  
14:30〜22:00
0287-32-2621
1000円 無休
別浴
塩の湯温泉

柏屋旅館
那須塩原市
塩原353

  塩釜温泉から箒川支流の鹿股川をさかのぼった谷間に湧く温泉。 山深く
 静かな温泉には、渓谷露天風呂が自慢の2軒の旅館があります。宿泊して楽
 しむのがお勧めの旅館ですが、日帰りでは柏屋さんをお勧めします。
                                  (
但し平日のみ
  泉温:40〜60℃
  泉質:塩化物泉
  
11:00〜14:00
0287-32-2921
1000円
(タオル持参)
無休
混浴
甘湯温泉 那須塩原市
塩原1436

   幻の温泉。かつて旅館があった痕跡を示す看板が一枚だけ見つかるもの
 の、それがどういった施設であったのかは皆目つかめません。歴史的には現
 在の甘湯沢流域以外にも袖ヶ沢温泉や須巻温泉に近いエリアにも甘湯温泉
 と名乗る施設があったらしいです。更に現代では沢沿いに源泉が発見され、
 一部マニアには親しまれています。
 
入浴可能ポイント
は野湯のため
原則24H
0円 無休
混浴
畑下温泉

ホテルぬりや
那須塩原市
塩原458

   湾曲した箒川に抱かれた温泉地。尾崎紅葉の「金色夜叉」ゆかりの温泉と
  して知られてい ます。代表的な露天風呂のひとつ「青葉の湯」は残念ながら
  現在閉鎖中。
  泉温:59〜77℃
  泉質:塩化物泉
  
14:00〜16:00
0287-32-2340
500円 無休
別浴
門前温泉

ホテルニュー塩原
那須塩原市
塩原684

   ぼたんで有名な妙雲寺の門前町。八汐橋から蓬莱橋まで、旅館やみやげ
 物店などが軒を連 ねています。役場、観光協会等があります。
  泉温:55〜74℃
  泉質:塩化物泉・炭酸水素塩泉
  
10:00〜22:00
0287-32-2611
1000円 無休
別浴
古町温泉

もみじの湯
那須塩原市
塩原763

   塩原温泉郷の中心地。高層旅館や老舗旅館が軒を連ね、飲食店や物産店
 が多くあります。福渡同様、塩原の象徴ともいうべき渓流沿いの共同露天風呂
 があります。駐車場至近のため、利用しやすいのも○。
  泉温:43〜67℃
  泉質:塩化物泉・炭酸水素塩泉        極上お勧め。
  
日の出〜日没 100円 無休
混浴
中塩原温泉

かやぬき荘そまの湯
那須塩原市
中塩原1139
  
  国道400号と日塩もみじラインとの分岐店。天然記念物の逆杉がそびえる八
 幡宮のある中塩原に点在する温泉です。各家庭には集中管理の温泉が給湯
 されています。
  泉温:43〜63℃
  泉質:塩化物泉・炭酸水素塩泉(弱アルカリ)
  
10:00〜20:00
0287-32-2283
600円 無休
別浴
新湯温泉

むじなの湯・寺の湯・中の湯
那須塩原市
湯本塩原119-6
  
  日塩もみじライン沿いの標高900mの温泉地。爆裂火口付近では今でも水蒸
 気と硫黄臭が 吹き出ているのが見えます。塩原では唯一の内湯共同湯があ
 ります。
  泉温:58〜68℃
  泉質:単純酸性硫黄泉             極上お勧め。                    
 
7:00〜18:00 300円 無休
別浴
混浴
上塩原温泉

かっぱの湯
那須塩原市
上塩原413-1
  
  塩原のさらに奥に位置する新しい温泉です。尾頭トンネルの開通で、南会
 津地方からの玄関口になりました。中塩原と同じく集中管理の温泉が給湯さ
 れています。
  泉温:43〜63℃
  泉質:塩化物泉・炭酸水素塩泉・硫酸塩泉(弱アルカリ)
  
11:00〜19:00
0287-32-2364
250円 無休
別浴
元湯温泉

ゑびす屋
那須塩原市
湯本塩原153

   箒川支流の赤川湖畔に湧く温泉地。塩原発祥の温泉地であったが、1695
 年の地震による山 津波により埋没し、現在は3軒の旅館があります。
  泉温:40〜52℃
  泉質:硫黄泉・炭酸水素塩泉・塩化物泉
  
11:00〜15:00
0287-32-3221
500円 無休
別浴
問い合わせ
宿泊について 観光・イベントについて
塩原温泉旅館協同組合
〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原
TEL.0287-32-2248/FAX.0287-31-1124
塩原温泉観光協会
〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原747
TEL.0287-32-4000/FAX.0287-32-4286
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